ハレイワ、オアフ島/ハワイ(2021年11月26日金曜日)2021年のチャレンジャー・シリーズの最終戦となるワールド・サーフ・リーグ(WSL)「Michelob ULTRA Pure Gold ハレイワ・チャレンジャー」は、6~8フィートのスウェルがヒットする中、現地時間の午前8時5分にコールオン。
男子のラウンド1からスタートし、ラウンド2のヒート8までが行われた。女子はオフとなった。
今シーズンのCTクオリファイをかけた最後の戦い。日本の稲葉玲王が、早朝のラウンド1の第1ヒートに登場し、チャリー・キビョーン(FRA)、ミヒマナ・ブレイ(PYF)、ラブ・ホーデル(HAW)と対戦した。
現在CSランキング74位の稲葉玲王は、スタートからバックハンドの2つのビッグターンで4.00をスコア。さらに優先権を持って掴んだセカンドウェイブでは、クリティカルなポジションでターンを決め、クローズセクションでのリエントリーもメイク。2ターン・コンビネーションで5.83をスコアしてトップに躍り出る。
後半に入って稲葉は、的確なウェイブセレクションでバックアップを5.13まで上げ、トップを維持。後半追い上げてきたチャーリーに逆転されるも稲葉は2位でラウンド2へ勝ち上がった。
和井田理央は惜しくもラウンド1で敗退、西修司はノーショーだった。
続けて行われたラウンド2からはCT選手を含むシード選手が登場。サーフィンのレベルは急激にアップする。稲葉玲王は、ジェイク・マーシャル、イズキール・ラウ、ベイリック・デブリーズと対戦。稲葉はスタートから、大きなスプレーを上げるビッグターンをメイク。7.27という高得点をマークする。
一方で、スタートから7.83をスコアしたマーシャルは、3つのノートリムのビッグターンのマニューバーで9.00というエクセレントをマーク。バックアップを探す稲葉は4位を強いられる展開。後半に入りバックアップを4.67に上げて、3位に浮上した稲葉だったが惜しくもここで敗退。今大会を33位でフィニッシュとなった。
ヒート3ではCSランキングで33位 の大原洋人が、クロスビー・コラピント、セス・モニーツ、ジャクソン・ベイカーと対戦。ヒートはコラピントが長身を活かしたビッグマニューバーで8.67をスコア。大原は思うような波をつかめず厳しい展開となる。
大原はヒート中盤でビッグセットをキャッチ。レイト気味にテイクオフして3つの力強いカービングターンを繰り出してコンプリート。5.4をスコアするも4位を強いられる。
ヒート時間残り10分で大原はクリティカルなセクションをロールインで切り抜け、次のセクションにつなげるもクローズ。バックアップを2.97に伸ばすも、ニードスコア8.10と追い込まれ、惜しくもここで敗退。49位で今大会をフィニッシュした。
明日試合が再開されれば、H13で五十嵐カノアと村上舜が同じヒートで対戦、H14にはコナー・オレアリー(AUS)が登場。
また女子のラウンド1が行われれば、H1に黒川日菜子、H3 前田マヒナ、H5 野中美波、H6 脇田紗良、H7 松田詩野と都筑有夢路が同じヒートで対戦。女子の今シーズン最後の戦いの幕が切って落とされる。頑張れ!日本!
「Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger」は、WorldSurfLeague.com、WSLアプリ、WSLのYouTubeチャンネルでライブ中継されます。また、今大会も日本人選手を中心としたリポートをサーフメディアでも掲載していく予定なのでお楽しみに。
男子:Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger
女子:Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger
詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。