リベイラ・ディリャス、エリセイラ、ポルトガル:2021年10月4日(月)、2021年チャレンジャーシリーズ第2戦「MEO Vissla Pro Ericeira」は大会2日目、エリセイラの象徴的なポイントであるリベイラ・ディリャスでは、素晴らしいコンディションの中、男女ともにヒートが行われた。
今朝、サーファーたちは、リベイラのリーフに沿ってブレイクする3~4フィートのクリーンな波に迎えられ、イベントは、男子のオープニングラウンドのヒート19から再開、その後、女子のR1のH9までが行われた。
大会2日目ハイライト映像
女子のオープニングヒートでは、CTサーファーのキーリー・アンドリュー、新鋭のモリー・ピックラム、ソフィー・マカロックといったオーストラリア勢が活躍。
また、チャンピオンシップ・ツアーのベテランであり、オリンピック選手でもあるシルヴァナ・リマ(ブラジル)が、最初から別次元のサーフィンを見せ、2つのビッグスコアをマークしてトータル16.40を記録。更にUSオープンのファイナリストであるガブリエラ・ブライアン(HAW)が、パーフェクトに近い9.50をスコアした。
そして、本日の女子のラウンド1では、H1に都筑有夢路、H6に野中美波、H7に松田詩野が登場。全4戦行われるCSイベントの第2戦となるポルトガル大会。CTクオリファイを目指して頑張れ!日本!
松田詩野、キレのあるバックハンドでココ・ホーらを抑えて1位通過。
ヒート7で松田詩野は、 CSランク3位のココ・ホー 、ガラジ・サンチェス-オルトン、フランシスカ・ヴェセルコと対戦。
松田はスタートからキレのあるバックハンドのリエントリーを見せて4.73をスコア。続けて6.83 というスコアを揃えて、ヒートスコア11.56をマーク。素晴らしいスタートを切り、ヒート前半をリードする。
後半に入りサンチェスが7.00をスコアして、トップに躍り出る。すかさず松田も次のセットを掴み、波とシンクロしたコンビネーション・サーフィンを披露。松田も7.00をスコアして再びトップを奪い取る。
前半調子の上がらなかったココ・ホーは後半に持ち返すも4位で敗退。キレのあるバックハンドが冴えた松田が、安定感のある試合運びを見せて、2位以下の選手の追い上げを振り切り、見事1位でラウンドアップを果たした。
ヒート6で野中美波は、アリッサ・スペンサー、 エラ・マッカフリー 、ホリー・ウォーンと対戦。ヒートはアウトでビッグリエントリーを決めたマッカフリーが6.33をスコアして開始。スペンサーもバックハンドで5.17をスコアして好スタートを切る。野中はバックウオッシュの入る難しい波を巧みに攻めて4.43をスコア。
後半に入り、スペンサーが再びグッドセットを掴み6.33をスコアして逆転トップに躍り出る。終盤4位を強いられていた野中は優先権を使って波を掴むもスコアが伸ばせず。
万事休すと思った終了間際に、ミドルセクションから掴んだ波でチャージを見せ野中が4.90をスコア。大逆転で2位に躍り出てラウンドアップを決めた。
ヒート1に登場した都筑有夢路 は、CTサーファーのキーリー・アンドリュー 、レイラニ・マクゴナグル、ガブリエルの妹 ソフィア・メディーナと対戦。
ヒートはスタートからアンドリューとレイラニ、メディーナが5ポイント台をマーク。都筑は4.10で応戦する。アンドリューはバックアップを揃えてヒートをリードしていく。
都筑は優先権を使って波を掴むも、スコアを伸ばせる波を見つけられずに苦戦する。ヒート後半にメディーナがトップに躍り出るも、8.00をスコアしたアンドリューがトップ。7.00をスコアしたレイラニが2位で勝ち上がり、都筑はUSオープンに続き悔しい敗退となってしまった。
予想外の敗退が続いている都筑だが、次のフランス戦に向けて気持ちを切り替え、その次のハワイに繋がる戦いを見せて欲しい。
ネクストコールは、現地火曜日の午前7時35分(WEST)日本時間の 2021年10月5日15時35分。コンディションを再確認した上で、女子のオープニングラウンドを再開する予定になっている。
ヒート12で黒川日菜子 は、 ヴァヒネ・フィエロ ・コビー・エンライト、ルシア・マルティーノ。
ヒート14で 前田マヒナ は、USオープン優勝者のケイトリン・シマーズ、ドミニク・バロナ、 ソル・アギレ。
ヒート16で脇田紗良は、フィリッパ・アンダーソン、チェルシー・トゥアック 、カミラ・ケンプと対戦する。
今回も彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい。がんばれ!日本!
オフィシャルサイトでライブ中継が行われます。