バラ・デ・ラ・クルス、オアハカ、メキシコ(2021年8月11日水曜日)-WSL2021チャンピオンシップツアー(CT)第7戦である「コロナ・オープン・メキシコ」は、3〜6フィートのクリーンなコンディションで男子エリミネーション・ラウンドから再開。女子エリミネーション・ラウンドの後、オーバーラップフォーマットを利用して、男子ラウンド32までが行われた。
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昨日、ファーストラウンドで3位となり、男子エリミネーション・ラウンドの敗者復活戦に回った五十嵐カノアは、トライアルで優勝したディエゴ・カデナ(MEX)とピーターソン・クリサント(BRA)とエリミネーション・ラウンドのヒート1で対戦。
カノアは、スタートからビッグセットを掴み、ビッグカーヴィングのコンビネーションで6.83をスコア。良いスタートを切る。昨日はトップ5に入る高得点を出しながらも、バックアップを揃えられずに敗退したカノア。
他の選手がスコアを揃える中、後半に入り、優先権を使って波をキャッチ。後がないカノアは素晴らしいコンビネーションのソリッドなマニューバーを披露。6.83をスコアしてトップに躍り出る。
しかし、直後にクリサントがビッグセクションでテールハイのエアリバースをメイク。それが8.33となり、クリサントがトップに。2位となったカノアだったが、そのまま逃げ切りラウンドオブ32へ勝ち上がった。
カノアとコロヘがオリンピック準々決勝のリマッチ
ラウンドオブ32ではヒート3で東京オリンピックの準々決勝でも対戦したアメリカのコロヘ・アンディーノと対戦。オリンピックではカノアが圧勝したが、今回はエアなども的確に決めるコロヘにラウンド1で敗れたカノア。そんな二人のリマッチは激しいバトルとなった。
ヒートはカノアがスタートからチャージを見せ、エアリバースとレイバックスナップといった得意のマニューバーでヒートスコア10.66としてヒートをリードする。
それに対してコロヘは、多彩なマニューバーで6.67をスコアしてカノアからトップを奪い取る。優先権を持ったカノアもすかさずロングウォールのビッグセットを掴み、スタックする場面もあったが、しっかりと波のクリティカルなポジションでレールを使ったサーフィンを披露。スピード、パワー、フローを伴ったライディングで6.83をスコアして、再びトップに躍り出る。
トップがライディングごとに入れ替わる激しいデッドヒートの展開。コロヘはファーストからブローテールリバースを仕掛け、勝負に出ると6.43をマーク。僅差ながら再び逆転する。
残り7分と残り時間が少なくなっていく中、カノアは再び勝負を賭けたライディング。まさにやったらやり返す的な試合展開で、今度はカノアがファーストマニューバーでエアリバースをメイク。インサイドのクローズセクションではリエントリーも決めて6.60を叩き出す。
しかし、コロヘが1本の波で3回のリバースを決める気合のライディングで7.40をスコア。最後はニード7.25と追い込まれたカノア。コロヘがオリンピックの借りを返す形でラウンドアップ。カノアは惜しくもここで敗退となった。
現在ランキング6位で、WSLファイナル5入りを目指すカノアは、メキシコで良い成績を残す必要があった。しかしランキングを争う現在5位のグリフィン・コラピントもラウンド32で敗退となっているため、この争いは最終戦のタヒチまでもつれ込みそうな気配。果たしでどうなる?
和井田理央がフィリーペ・トリードを破る大金星
また、東京オリンピックにインドネシア代表として出場した和井田理央が、ラウンド32でフィリーペ・トリードを破る大金星を挙げた。8.0の高得点を出したトリードだったが、和井田理央が終了間際のライディングで大逆転。見事ラウンドオブ16へ勝ち上がった。
詳細は後ほど更新されます。
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
男子:Corona Open Mexico presented by Quiksilver
女子:Corona Open Mexico presented by Quiksilver