男女ベスト4が決定。WSLファイナル進出が決定したトップ5選手の喜びの声。メキシコ大会3日目

金メダリストのイタロを破ったマテウス・ハーディ PHOTO: © WSL / Heff

バラ・デ・ラ・クルス、オアハカ、メキシコ(2021年8月12日木曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2021年チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第7戦である「コロナ・オープン・メキシコ presented by Quiksilver」大会3日目が終了。明日試合が再開されればいよいよファイナルデイとなる。

 

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本日は、6フィートのソリッドなコンディションで男女ラウンドオブ16とクオーターファイナルが終了。今大会の男女ベスト4が決定。

 

男子では、QFで世界ランク1位のメディーナを破ったデイビッド・シルバ(BRA)、ワイルドカードで出場し、金メダリストのイタロを最後のビッグエアで破ったワールドジュニアチャンプのマテウス・ハーディ(BRA)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、ジャック・ロビンソン(AUS)が勝ち上がった。

 

また女子では、金メダリストのカリッサ・ムーア(HAW)をはじめ、ステファニー・ギルモア(AUS)サリー・フィッツギボンズ(AUS)マリア・マニュエル(HAW)といった選手が勝ち上がっている。メキシコも残すところ4ヒートとなった。

 

 

 

ウイメンズWSLファイナル5が決定!

 

ジョアン・ディフェイ(FRA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ステファニー・ギルモア(AUS)、タティアナ・ウエストン-ウェブ(BRA)は、すでにトップ5が決定していたカリッサ・ムーア(HAW)とともにWSLファイナル5に入り、来月ローワー・トレッスルズで開催される世界タイトル決定戦「リップカールWSLファイナル」に出場する。

 

ディフェイとウェストン-ウェブは、初のWSLファイナルへの出場権を獲得したものの、クオーターファイナルで敗退し、コロナ・オープン・メキシコから脱落。ディフェイを下したマリア・マニュエル(HAW)は、現在WSLリーダーボードで10位であり、来年のCTにリクオリファイするには、このイベントに優勝する必要がある。

 

「とても嬉しいです」とディフェイはコメント。「1年間、試合をしていなかったので、今年の目標はとにかく参戦して良い結果を出すことでした。史上初のトップ5に入ることができて、とても嬉しいです。」

 

ステファニー・ギルモアPHOTO: © WSL / Diz

 

7度のWSLチャンピオンであるギルモアは、ヒート4でウェストン・ウェブに勝利し、WSLファイナル5への出場権を獲得した。ギルモアは、コートニー・コンローグ(USA)、ルーキーのイザベラ・ニコルズ(AUS)と出場権を争っていたが、両選手がクオーターファイナルで敗退したため、出場権を獲得した。

 

タヒチがキャンセルされたと聞いたときから、このイベントで勝負すると決めていました。」とギルモアはコメント。「WSLファイナルに絶対に出場したかったので、ここでアクセルから足を離すことはできませんでした。 なので、トップ5に残れて本当に嬉しいです。」

 

 

「自分をとても誇りに思います。 」とウェストン-ウェブがコメント。「この1年は本当に長く、誰にとってもチャレンジの連続でした。だから、私のチームがとてもよくまとまっていて、愛と光に満ちていることを、本当に誇りに思います。とても感謝しています。」

 

 

サリー・フィッツギボンズPHOTO: © WSL / Diz

 

フィッツギボンズのコンローグとのヒートは、CTのベテラン2人によるフォアハンド・アタックの戦いとなった。両者ともに得意のパワー&スタイルのぶつかり合いとなったが、最終的には海とのリズムがマッチしたフィッツギボンズに軍配。この勝利により、フィッツギボンズはWSLファイナル5への出場権を獲得した。

 

「これ以上の喜びはありません」とフィッツギボンズはコメント。「可能性があると信じていました。私は自分のゲームを成長させ、拡大しようとしてきましたが、これはその第一歩です。この機会を得て、ローワーズでリスクの高いサーフィンをすることで、自分のサーフィンを開花させるつもりです。今シーズンは、そのためのウォーミングアップだったのです」。

 

カリッサ・ムーア  PHOTO: © WSL / Heff

 

世界No.1のムーアは、ルーキーのニコルズが世界最高峰の舞台に立った1年目に2度目のファイナル進出を果たそうとする望みを断ち切り、イベントハイの9.80を含むヒートスコア17.47を叩き出した。4度のWSLチャンピオンでオリンピック金メダリストであるムーアは、7年連続でセミファイナルに進出しており、WSLファイナルに向けて止まることを知らない。

 

 

男子WSLファイナル5が決定

 

男子では、現WSLチャンピオンのイタロ・フェレイラ(BRA)、フィリーペ・トリード(BRA)、コナー・コフィン(USA)、そしてルーキーのモーガン・シビリック(AUS)が、世界No.1のガブリエル・メディーナ(BRA)とともにWSLファイナル5への出場を決めた。

 

フェレイラとコフィンはクオーターファイナルで敗退したが、WSLファイナルへの進出を果たした。ワイルドカードのマテウス・ハーディ(BRA)は、終了間際のハイリスク・エアで9.27をスコアして、フェレイラを破り、オリンピック選手のレオナルド・フィオラバンティ(ITA)はラウンドオブ16でモーガン・シビリックに、準々決勝でコナー・コフィンに勝利し、準決勝進出を決めた。

 

トリードは、メキシコでオリンピアンのワイルドカードである和井田理央(IDN)に早々に敗退したが、WSLファイナル5への出場権を獲得した。

 

イタロ・フェレイラ  PHOTO: © WSL / Heff

 

フェレイラは、「これは僕の目標の一つだったので、この位置にいることができてとても嬉しいです。マテウスといい勝負ができたし、彼は最後の波で決めましたね。最高でしたね。今は、今年最後のイベントに全力を注ぎ、勝つためにすべてを捧げてます。これが今の自分の目標であり、準備は万端です」。

 

コナー・コフィン  PHOTO: © WSL / Heff

 

「決勝に行けるということで、とても気合が入っています」とコフィンがコメント。「タヒチがキャンセルになったことで、私にとっては有利になりましたが、あそこで良い波や大きなチューブでサーフィンしたかったですね。でもLOWERSに行くことができて最高です」。

 

 

デイビッド・シルバがメディーナを倒す。

 

 

デイビッド・シルバ(BRA)  PHOTO: © WSL / Heff

 

この日の最大の逆転劇は、クォーターファイナルでデイビッド・シルバ(BRA)が圧倒的なバックハンドでメディーナを倒したことだった。CT2年目のシルバは、そのポテンシャルを発揮して、同じグーフィーフッターで2度のWSLチャンピオンであるメディーナを圧勝した。

 

メディーナ  PHOTO: © WSL / Heff

 

メディーナは最後の力を振り絞って、巨大なローテーションにクローズセクションでトライするもワイプアウト。惜しくもここで敗退となった。

 

「人生で最高のヒートだった」とシルバはコメント。「とてもとても嬉しいです。メディーナはとても素晴らしいサーファーです。次のレオとのヒートはとてもハードな戦いになりそうですが、気分はいいですね。ボードの調子もいいし、準決勝がとても楽しみです」とコメントしている。

 

今回準決勝まで勝ち上がっているジャック・ロビンソン PHOTO: © WSL / Heff
R16で敗れた和井田理央  PHOTO: © WSL / Heff

 

 

リップカールWSLファイナルの最終シードは、2021年のチャンピオンシップ・ツアーのレギュラーシーズン終了後に発表される。

 

 

「Corona Open Mexico pres.by Quiksilver」のイベント期間は、8月19日まで。イベントの模様は、WorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリでライブ放送される。

ネクストコールは日本時間8月13日(金)の夜10時15分、10時35分から 試合スタートの可能性があります。

 

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

男子:Corona Open Mexico presented by Quiksilver

女子:Corona Open Mexico presented by Quiksilver

 

 

コロナ・オープン・メキシコの男子準決勝組み合わせ
HEAT 1:デイビッド・シルバ(BRA)対レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
HEAT 2:ジャック・ロビンソン(AUS)対マテウス・ハーディ(BRA)

コロナ・オープン・メキシコ女子準決勝
HEAT 1:マリア・マニュエル(HAW)対サリー・フィッツギボンズ(AUS)
HEAT 2:カリッサ・ムーア(HAW)対ステファニー・ギルモア(AUS

 

 

Corona Open Mexico Men’s Round of 16 Results:
HEAT 1: Gabriel Medina (BRA) 13.60 DEF. Ethan Ewing (AUS) 13.20
HEAT 2: Deivid Silva (BRA) 13.44 DEF. Kolohe Andino (USA) 9.67
HEAT 3: Leonardo Fioravanti (ITA) 14.00 DEF. Morgan Cibilic (AUS) 12.00
HEAT 4: Conner Coffin (USA) 14.50 DEF. Jeremy Flores (FRA) 9.40
HEAT 5: Jack Robinson (AUS) 15.80 DEF. Rio Waida (IDN) 13.00
HEAT 6: Frederico Morais (PRT) 15.43 DEF. Yago Dora (BRA) 12.26
HEAT 7: Italo Ferreira (BRA) 14.50 DEF. Kelly Slater (USA) 12.57
HEAT 8: Mateus Herdy (BRA) 13.34 DEF. Jadson Andre (BRA) 9.84

Corona Open Mexico Women’s Round of 16 Results:
HEAT 1: Johanne Defay (FRA) 14.00 DEF. Brisa Hennessy (CRI) 12.97
HEAT 2: Malia Manuel (HAW) 12.60 DEF. Caroline Marks (USA) 10.93
HEAT 3: Sally Fitzgibbons (AUS) 13.00 DEF. Macy Callaghan (AUS) 10.43
HEAT 4: Courtney Conlogue (USA) 13.50 DEF. Keely Andrew (AUS) 11.50
HEAT 5: Carissa Moore (HAW) 16.37 DEF. Silvana Lima (BRA) 15.33
HEAT 6: Isabella Nichols (AUS) 12.60 DEF. Tyler Wright (AUS) 12.30
HEAT 7: Tatiana Weston-Webb (BRA) 15.57 DEF. Sage Erickson (USA) 3.43
HEAT 8: Stephanie Gilmore (AUS) 14.07 DEF. Bronte Macaulay (AUS) 12.57

Corona Open Mexico Men’s Quarterfinals Results:
HEAT 1: Deivid Silva (BRA) 15.34 DEF. Gabriel Medina (BRA) 13.14
HEAT 2: Leonardo Fioravanti (ITA) 15.73 DEF. Conner Coffin (USA) 14.24
HEAT 3: Jack Robinson (AUS)14.06 DEF. Frederico Morais (PRT) 12.60
HEAT 4: Mateus Herdy (BRA) 16.54 DEF. Italo Ferreira (BRA) 15.43

Corona Open Mexico Women’s Quarterfinals Results:
HEAT 1: Malia Manuel (HAW) 12.67 DEF. Johanne Defay (FRA) 9.67
HEAT 2: Sally Fitzgibbons (AUS) 15.17 DEF. Courtney Conlogue (USA) 11.77
HEAT 3: Carissa Moore (HAW) 17.47 DEF. Isabella Nichols (AUS) 10.50
HEAT 4: Stephanie Gilmore (AUS) 15.50 DEF. Tatiana Weston-Webb (BRA) 7.33

Corona Open Mexico Men’s Semifinals Matchups:
HEAT 1: Deivid Silva (BRA) vs. Leonardo Fioravanti (ITA)
HEAT 2: Jack Robinson (AUS) vs. Mateus Herdy (BRA)

Corona Open Mexico Women’s Semifinals Matchups:
HEAT 1: Malia Manuel (HAW) vs. Sally Fitzgibbons (AUS)
HEAT 2: Carissa Moore (HAW) vs. Stephanie Gilmore (AUS)