日本を代表する女性プロサーファーの前田マヒナと野呂玲花が、吉本興業株式会社に所属することとなり、その発表会見が都内某所で行われた。会見には吉本の先輩女性芸人である、しずちゃん、おかずクラブ、ゆりやんレトリィバァがゲストで登場し会見を盛り上げた。
先日、SURFMEDIAのインタビューにも登場してくれた、オリンピック日本代表候補でもある前田マヒナと、自身で水着ブランドをプロデュースし、YouTuberとしてなどマルチに活躍している野呂玲花。二人は子供の頃からの親友だ。
今回なぜ二人が吉本なのかといことについては、吉本興業のエンタメ力によって、二人をもっと知ってもらい、サーフィンの認知度の向上という点でもあるが、それ以外にも大きな理由があった。
「サーフィンをもっと広げていきたいという気持ちもあるんですが、吉本さんとプラスチック・ゴミなど海の環境問題にも取り組んでいきたい。」と二人が語った。今回彼女たちが所属する吉本興業は「SDGs」(エスディージーズ)にも取り組んいる。
ボトムにバランスボールを付けたサーフボードで、ゆりやんとゆいPがサーフィン体験。マヒナがお手本を披露。
明日にはハワイに戻る、前田マヒナは「ISAの試合のことは、まだよくわからないですが、5月のエルサルバドルの試合までは、ロス・ウィリアムスと2ヶ月しっかりとトレーニングしていきます。JPSAの試合は登録していなので、WSLとISAの試合に出るつもりです」とコメント。
今後、吉本興業の芸人さんと一緒に何かやるのであれば、誰とコラボしたいかという質問に対し、前田マヒナは、渡辺直美と共演したいと語り、「自分はアスリートなので、そこまで面白いところは見せられないと思いますけど、(野呂玲花と)二人で一緒にいるし、父が大阪出身なので、どこかで面白いことも見せられるかもしれません。(笑)」とコメント。
大阪出身で吉本新喜劇が子供の頃から大好きで、お笑いが大好きだという野呂玲花は、「楽しいこと、面白いことをやっていきたいと思います。」と話し、「ゆりやんさんとYouTubeで一緒に何か出来たら最高です。試合の方はJPSAにフル参戦する予定です。」と今後の活動に意欲的なコメントをした。
吉本興業と聞くと、芸人事務所といったイメージが強いが、野球やサッカーを始めとするスポーツ選手も多数所属。今回、マヒナと玲花がお笑いコンビでも結成したのかと思った方、それは間違いだ。
最近、日本の多くのプロサーファーは、マネージメント会社と契約を交わしている。プロアスリートとしては当然のことながら、これまでサーフィン界はそのような動きが稀だった。これもサーフィンがオリンピック競技に選ばれたことでの効果の一つだろう。
テレビ番組などにプロサーファーが出演するようになったのも、マネージメント会社の力によるものである。ようやくプロサーファーもプロのアスリートとして認められてきた感じがする。特にこのようなタレントと共演する彼女たちを見ていると、時代が変わったことを感じずにはいられない。
今後もオリンピックが近づくにつれて、プロサーファーたちの露出も増えてくるだろう。彼らの更なる活躍を期待したい。