世界チャンピオンのイタロ・フェレイラが故郷のバイーア・フォルモーザにトレーニング施設を設立する

2019年の世界チャンピオンであるイタロ・フェレイラは、生まれてから幼少期を過ごし、彼の家族が住んでいるバイーア・フォルモーザに、子供達の将来のための「イタロ・フェレイラ・インスティテュート」をオープンする。

 

非営利団体であるこの団体は、主な目的として、スポーツ、特にサーフィンの実践、持続可能性と環境保護を促進し、環境教育に関連した課外活動の実施を奨励し、脆弱な状況にある子供、若者、青少年に向けた活動を行っていく。

 

イタロ・フェレイラは、情報、持続可能性、スポーツの3つの柱に基づいて、自分に与えられた全てのものを故郷に還元するという夢を達成したいと語っている。

 

 

「今日、夢を実現しました! 私に与えてくれたすべてのものを、バイーア・フォルモーザに少しでもお返し出来ればと思います。私の両親は、スポーツは子供を変え、若者を形成する機会を提供すると信じていました。私たちは、家族はゆりかごであり、土台であると信じています。

海は私たちに栄養を与えてくれた。スポーツ、家族、環境保護の3つの柱を信じて、私たちは「イタロ・フェレイラ・インスティテュート」の扉を開いています。神のご加護がありますように。

 

2017年には、2014年にブラジリアンとして初のサーフィン世界チャンピオンとなり、ブラジルの英雄となったガブリエル・メディーナ(BRA)も、彼の地元であるブラジルはサンパウロのマレシアスに、子供達のためのトレーニング施設をオープンしている。

 

ブラジルの選手が故郷に還元しようとする気持ちは、彼らがこのサーフィンというスポーツで貧困な生活から這い上がり、富を得た証だ。

 

 

「僕はお金もなく勿論サーフボードも持っていなかった。僕の父は魚を売って大会のエントリー費を払ってくれたんだ。僕は子供達の夢の手助けができると信じています。ここでは教育プログラムを行っていきます。必要があれば、その両親にもね。出来る全てのことをやって、地域のコミュニティを助けたい。」とイタロが語る。

 

このイタロの施設から世界チャンピオン、もしくはCT選手が誕生する日が訪れるに違いない。