
ポート・スティーブンス、ニュー・サウス・ウェールズ/オーストラリア(2020年2月23日火曜日) – 2021年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)の第2戦となる「ポート・スティーブンス・プロ・プレゼンツ・バイ・マッドメックス」で、ジャクソン・ベイカーとコビー・エンライトが印象的な勝利を収めた。
3日間に渡って行われたQS1,000イベントは、様々なコンディションの中、ワンマイル・ビーチの2~3フィートのコンディションでファイナルデイを迎えた。
先日のグレートレイクス・プロで5位入賞を果たしたばかりのジャクソン・ベイカーは、ポートスティーブンスQS1,000に参戦。ファイナル進出を果たしたベイカーは、前戦でもファイナルへ勝ち進んだジョーダン・ローラーと対戦。
ローラーは序盤に見せたようなフォームを見せることが出来ないなか、ベイカーは2本の波でエクセレント・スコアをマーク。トータル16.70を記録し、QSイベント4度目の優勝を飾った。

「これまで4回のファイナル進出して、4勝出来て、とても良い気分です。」とベイカーが言った。「でも、ファイナルをメイクすると、将来へのプレッシャーが増すだけだとも思いますね。再び試合に戻れて、とても素晴らしい数週間でした。競技サーフィンに戻ることができて本当にラッキーだと思っています。今年は良いスタートが切れたので、この勢いを維持していきたいと思っています。それがチャレンジャーシリーズの出場資格を得ることと一緒に自分の一番の目標です。」
先週のグレート・レイクス・プロで素晴らしい成績を収めたコビー・エンライトとフィリッパ・アンダーソンは、ポート・スティーブンスで開催されたQSでも、勢いに乗っていた。
二人ともファイナル進出を果たして真っ向勝負を挑んだ。エンライトは最初のライディングで8.17のエクセレントをスコアしてヒートをスタート。彼女はすぐにそれをバックアップして、パワフルなフロントサイドハックを披露し、ヒートを完全にリード。アンダーソンも高得点をマークするも、彼女はそれをバックアップすることができず、エンライトがキャリア2度目のQS勝利を手にした。

「勝つことが素晴らしいと感じるよりも、決勝に進んだことをとてもうれしく思いました」とエンライトは言いました。 「去シーズンはかなり荒れていて、自分の実力に自信が持てなかったので、今年の前半に優勝できたことは、自信を高めるのに必要なことだったので、とても嬉しいです。 」とエンライトは言った。
「去年は試合から離れたいと思っていた時期だったので、私にとっては逆に好都合でした。 私は再びサーフィンに夢中になり、以前と同じように全てを楽しめるようになりました。素晴らしいポイントブレイクでサーフィンできる最高のイベントでした。私はライトハンドのポイントでいつもサーフィンしているので心地良くサーフィンできました。 次のマルブラに行くのを楽しみにしています。」


また、今回の大会には相澤日向、藤本世音、馬庭彩の3名が出場。藤本はラウンドオブ96で、相澤はラウンドオブ64で敗退。馬庭彩はラウンド1を1位通過するも惜しくもラウンド2で敗退となった。
来週は、WSL-QSイベントのVissla NSWプロ・サーフ・シリーズ第3戦「マッドメックス・マロウブラ・プロQS1,000」が2月26日から28日までマロウブラ・ビーチで開催される。
2021年Vissla NSWプロサーフシリーズイベントスケジュール
イベント1:グレート・レイクス・プロ、ブーメラン・ビーチ
2021年2月16日(火)~19日(金)
イベント2:ポート・スティーブンス・プロ、バーウビ・ビーチ
2021年2月21日(日)〜23日(火)
イベント3:マッドメックス・マロウブラ・プロ、マロウブラ・ビーチ
2021年2月26日(金)〜28日(日)
イベント4:Vissla セントラルコーストプロ、アボカビーチ
2021年3月2日(火)~7日(日)
https://www.worldsurfleague.com/events/2021/mqs/3856/port-stephens-pro-presented-by-mad-mex