コロナの影響で2020年のCTシーズンがキャンセルされる事が発表され、世界チャンピオンのイタロ・フェレイラは、そのパワーの行き場を見失っていた。ご存知のように、彼の故郷であるブラジルは、アメリカに次いで新型コロナウイルス感染が急拡大。
そんな中でリオデジャネイロは制限の大幅緩和を断行し、マリンスポーツなどを解禁。今回イタロが公開した映像では、そんなリオデジャネイロでブレイクするパイプ風のスラブにチャージする姿が収録されている。
「俺の中に煮えたつ炎のようなものが鎮まらずにいて(笑)。。。戦いたいよぉ! ほんと。でも、これもゲームの一部。早くこの嵐が過ぎてくれたらいいよね。嵐が過ぎるまで、じっくりと力を蓄えておこうと思ってる。」と、今年の春に行ったサーフィメディアのインタビューで語っているイタロ。
大人気の彼のInstagramは、クレイジーなシングルエアのクリップで溢れている。今回の11分間を超える長いクリップではスウェルを追いかけ、極上の波を見つけ出したイタロの姿が収められている。
新しいフォーマットも発表され、この1日で決着がつく試合形式は、どんな波でも圧倒的な強さを誇るブラジリアン達には有利に働くことだろう。今回の映像は、そんな時代の到来を予感させるものとなった。