つのだゆき編集長の「F+ MAGAZINE(エフプラス)」が、038号を最後に休刊へ。

flow時代から25年の長きにわたり、ぶれずにCTをメインとして雑誌を制作してきた、つのだゆき編集長の「F+ MAGAZINE(エフプラス)」が休刊することが発表された。

 

WSLのツアーキャンセルに伴い、ずっとメインの取材対象としてきたものが急になくなってしまったというのが休刊の要因とされている。

 

 

世界最高峰のコンテストと、そこで戦うサーフスターたちを追いかけてきた「F+ MAGAZINE(エフプラス)」として、目標も見失ったというところだ。そして、ここ数年続いていた厳しい財政状況に追い打ちをかける形となった今回のコロナ。

 

 

 

 

9月10日配布予定だったF+039号は発刊されない。「それ以降に関しても、CTツアーが正常に戻らない限り、しばらくの間は休刊。復活には長い時間がかかると思われます」との悲しいコメント。復活を心より願いたい。

 

 

とはいえ、休刊中でも波情報サービスのビーチコーミングでのコラムは継続。コロナ禍の各国の業界の様子、蔵出し昔話シリーズ、つのだ家の犬猫問題等を発信していく予定。つのだ節は消えることはないのでご安心を。

 

また、F+039、040号までの年間購読を手続している読者は、後半分の返金等の対応があり、個別のメールが届くのを待とう。

 

コロナ禍のコンペシーンが衰退する中で「F+ MAGAZINE(エフプラス)」の休刊という突然のニュースには業界に激震が走った。

 

辛口の論評で知られ、業界のご意見番として君臨していたつのだ編集長にとっては苦渋の決断だ。

 

日本のサーフィンジャーナリストの草分けとして唯一世界を回り、海外とのコネクションも太く、最先端のサーフシーンを見届けてきた人。だから彼女の言葉を信頼していた業界の人も多かった。ハッキリ物事に対して発言する人だから、敵も作ったが、そんな姿勢にファンも多く、我々が忘れがちな外側から見る観点にハッとさせられることも多かった。

 

今後も日本のサーフィン業界に喝を入れ続けて欲しい。

 

http://www.fplussurf.com/