WSLが「オーストラリアン・グランドスラム・オブ・サーフィン」発表。プロサーフィンのライブ中継復活。

大会会場となるノースストラディ WSL / Andrew Shield

QLD / AUS、クーランガッタ(2020年7月22日水曜日)-ワールドサーフリーグは、「オーストラリアン・グランドスラム・オブ・サーフィン」のスペシャルイベントを通じて、プロサーフィン・ライブが今年の9月と10月に復活することを発表した。

 

これらの2つのイベントは、ブロードキャストのみの「ストライクミッション」スタイルのイベントとなり、2か月のウエイティング期間を持って行われる。

 

オーストラリアのベテラン、サリー・フィッツギボンズ Credit: WSL / Cestari

 

このサウス・ストラドブローク島(クイーンズランド)で行われるブーストモバイルプロ・ゴールドコーストとウエスタン・オーストラリアで行われるマーガレットリバープロは、国のトップWSLチャンピオンシップツアーのライバルたちが戦いを繰り広げ、プロサーフィンを再燃させる。

 

各イベントの実行に必要なのは2日だけで、2か月のウエイティング期間があるため、WSLイベントディレクターは、場所ごとに最適なコンディションを特定して、最高の波での最高のサーフィンが保証されるというもの。また男女のシリーズの総合優勝者には、それぞれ20,000オーストラリアドルが贈られ、この賞金は、慈善団体に寄付されることになっている。

 

どちらのイベントもWSLプラットフォームで生放送され、ブロードキャスト・パートナーの7 NetworkとFox Sportsでも放送される。

 

 

マーガレットリバーのメインブレイク  WSL : Matt Dunbar

 

シリーズでは、オーストラリアのベストサーファー24名(男子12名と女子12名)が各ストップで11名の男子CT選手と8人の女子CT選手と戦う。各フィールドの残りのスポットは、2019ノン・クオリファイの最高ランク・オーストラリアサーファーまたは選択されたワイルドカードサーファーに割り当てられる。

 

オーストラリアン・グランドスラム・オブ・サーフィンは、WSLカウントダウンの一部として開催され、アメリカ、フランス、ポルトガル、オーストラリアで、それぞれの地域のCT選手が参加する、地域ごとのプレシーズン・エキシビジョンイベント。

 

 

ミック・ファニングやパーコ、タジ・バロウも出場。

 

 

それぞれの場所では、サーフィンで最もアイコニックなサーファーが出場する「ヘリテージ」と「ローカルズ・ベストオブザベスト」のヒートを開催予定。

 

ブーストモバイルプロ・ゴールドコーストでは、3度のワールドチャンピオンであるミック・ファニングをはじめ、元パイプマスターのビード・ダービッジ、2012年のワールドチャンピオンのジョエル・パーキンソン、クーリーキッズのディーン「ディンゴ」モリソンが出場するスーパーヒートが行われる予定。

 

また、この試合には地元のノースエンドボードライダークラブからのワイルドカードとして男子がクリス・ベネット、女子ワイルドカードスポットがオーストラリア在住である日本の村松爽香に与えられることになった。

 

マーガレットリバープロでは、オーストラリアの元CTサーファーであるタジ・バロウがワイルドカードで出場、またジェイク・パターソンとデイブ・マコーレーがヘリテージヒートに出場する。そして、サーフィン・ウエスタンオーストラリアが主催する地元のトライアルイベントで出場サーファーを決める、ローカルズ・ベストオブザベストヒートが開催される。

 

 

https://www.worldsurfleague.com/posts/453966/live-pro-surfing-to-return-in-2020-through-wsl-australian-grand-slam-of-surfing