日本サーフィン連盟から、全てのサーファーへ向けたメッセージ。 #Stayathome

新型コロナウイルス対策で外出自粛要請が出ているなか、毎日のようにニュースで取りざたされる海に集まるサーファーの姿。協会やNSA各支部が自粛を訴え、行政は駐車場を閉鎖するも減少する気配がない。そんな中で「全てのサーファーの皆さんへ」という形で、一般社団法人日本サーフィン連盟からメッセージが配信された。危機的状況である今を乗り越え、1日でも早く笑顔で海に行ける日が来ることを願い、Stay At Home。

 

 

「全てのサーファーの皆さんへ」

 

全てのサーファーの皆さんへ、緊急事態宣言が発令中の不要不急の外出自粛 を守ってください。

 

既にビーチクローズしている海岸では大人だけでなく、子供達やオリンピッ クを目指すアスリートまでもが海に入ることを自粛しています。

 

県をまたいでの外出は無論のこと、不用意に生活エリアを超えた移動をしな いこと、それが命を守ることにつながります。接触機会の 8 割減少をクリアす ることで、早期の収束を迎えることができます。5 割 6 割ではこの状態が、長く続いてしまいます。

 

外出自粛の意味を一人一人がよく理解してください。今、私たちが出来ることは、コロナ感染のリスクを無くすこと、出掛けない、人に会わない、一番大 切なのは、Stay At Home です。

 

千葉県の森田知事が、苦渋のお願いとして、他県のサーファーへ千葉に来な いでくださいと訴えました。17 日には千葉外房の市町村から、不要不急の来訪を控えるよう要請が出されました。

 

地方ではご高齢の住民が多く、医療資源の限られる町に、多くのサーファー が訪れることに危機感を抱いています。恐怖心から駐在所に駆け込む方もいる と聞きます。他県の来訪を止めるための措置として、サーフポイントの駐車場 の多くが閉鎖されています。

 

既にビーチクローズし、サーフィン禁止となった 海岸が全国で多く見られます。町をあげての外出自粛、休業や時短などの取り 組みが無駄にならぬよう、都道府県、市町村、地元支部、海岸ごとの禁止事項 を必ず守ってください。

 

求められているものは「社会への責任」です。大切なのは命を守る事。自分を守る事で、家族を守る、仲間を守る、弱い人たちを守る事につながります。

 

今後、5 月の大型連休では、旅行などで県境をまたいで人が移動する可能性が高まります。緊急事態対象地域の拡大は、社会に警鐘を鳴らし、地方に感染 が広がる事態を防ぐ狙いがあります。

 

ほとんどの皆さんが、ご対応していただいている中、恐縮ではありますが、 再度、ご協力をお願い申し上げる次第です。

 

私たちサーファーは、海と自然が大好きで波に乗ることが幸せです。自然のもたらす魅力だけでなく、怖さも肌で感じています。危機状況である今を乗り越え、心穏やかに海に行ける日が早く来ることを目指して、Stay At Home。

 

サーファーが一丸となって、新型コロナウィルス感染症に打ち勝ちましょ う。

 

最後になりましたが、今回の新型コロナウィルス感染症に対し、長期にわた る医療体制に携わる医療関係の皆様に、心より感謝と敬意を申し上げます。

 

2020年4月22日

一般社団法人日本サーフィン連盟

理事長 酒井 厚志