アヴォカビーチ、セントラルコーストNSW / AUS(2020年3月1日日曜日)オーストラリアで開催されたWSL男女QS3000イベント「Vissla & Sisstrevolution セントラル・コースト・プロ」が終了。マット・バンティング(AUS)とサラ・バウム(ZAF)が優勝して幕を閉じた。
昨年のイベントでは準優勝したマット・バンティングは、今年見事リベンジを果たして勝利を手にした。バンティングは、イベント全体を通して完璧なパフォーマンスを見せ、彼がサーフしたヒートの大半でビッグスコアを記録した。ファイナルでは、シェルドン・シムクス(ゴールドコースト、Qld)に対し、トータル15.27を記録し勝利した。
「昨年ファイナル進出できて嬉しかったですが、今年は更に一歩先へ進むことが出来て最高の気分です」とバンティングは言った。
「週の初めに、車のラジエーターが壊れて、最初のヒートに間に合うかどうかもわかりませんでした。イベントを棄権する必要があるかもしれないと思ったんですが、その後はすべてそこから上手く収まりました。今回の優勝で得た3000ポイントと賞金は本当に助かりますし、大きなプレッシャーから解放されますね。この結果をレイティングの更に高いイベントに繋げて、バックアップできれば最高ですね。」
今シーズンスタートから絶好調のサラ・バウム(ZAF)は、ファイナルでシダー・リー・ジョーンズ(AUS)を下して優勝した。バウムは圧倒的なバックハンド・アタックで、15.60というヒートトータルをスコア。これには、パーフェクトに近い9.00ポイントも含まれ、最後は圧倒的な勝利となった。
今年1月に行われたカーブプロで優勝し、続くマザーネスト・グレートレイクス・プロでは準優勝を飾り、早くも今季2勝目をあげたバウムは、この勢いのままQS5000が行われるニューカッスルへ向かった。
女子優勝の
男子2位の
本日はサイズダウンする中で女子のクオーターファイナルからスタート。松田詩野は、ヒート2でCTサーファーのブリーサ・ヘネシーと対戦した。ヒートはセットの入らないスローな展開。そんな中でもヘネシーがバックハンドで4.33をスコアしてスタート。松田はフォアハンドでクローズセクションに大技を仕掛けるも惜しくもインコンプリート。
残り時間10分でヘネシーが再びバックハンドで5.33をスコアしてリードを広げていく。松田も4.23をスコアして追いかける。残り6分でバックハンドの2マニューバーで5.00をスコア。ジリジリと差を縮めていく。しかしヘネシーもトップスコアを上げてリードを広げる。松田は優先権を使ってバックハンドでリエントリーをメイク。4.87をスコアしてバックアップを塗り替えるもそこまで。
惜しくもここで敗退となった松田詩野は5位でフィニッシュとなった。
これまで数々のQSイベントで優勝を含む上位入賞経験のある松田だが、今回は、QSトップサーファーからCTサーファーまで出場するオーストラリア開催のQS3000というメジャーイベントでの5位入賞はキャリア初の快挙だ。
今回はオーストラリア前に訪れたバリ島での練習が功を奏したか。「バリ島で良い練習が出来ました。WSLでの結果が無いから、しっかりと成長を見せられるように1から結果を求めて、楽しん来ます!!」と遠征前にコメントを残していた。
2020TOKYOオリンピック 条件付き内定を得ている松田詩野。次は明日からニューカッスルで開催されるWSL QS5000「Doyle Partners Women’s Pro」。
さらなる頂を目指してがんばれ!松田詩野!がんばれ!日本!
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
https://www.worldsurfleague.com/events/2020/mqs/3283/vissla-central-coast-pro
https://www.worldsurfleague.com/events/2020/wqs/3287/sisstrevolution-central-coast-pro