QSイベントをフォローする日本人サーファーの中で、確実にQSシードでCSチャレンジャーシリーズに出場できるポジションにいるのは、昨年度のQSランキング30位の稲葉玲王と46位の大原洋人のふたり。言わずと知れた日本のトップ・オブ・トップである。
movie&edit:DeltaForceSurf
同じ一宮で幼少期からサーフィンを一緒にして育った二人。友達でありライバルという関係を続け、お互いに刺激し合い日本のトップに登り詰めた。そんな稲葉玲王と大原洋人のホームである千葉において、遠征前のトレーニング中に撮影した最新映像がこれだ。
稲葉のシグネチャーテクニックともいうべき高さのあるエアリバース、そして笑顔でプルインするバレルライド。大原洋人の深いボトムアプローチから繰り出されるトップアクションは、大きなスプレーを上げて何度も波のトップを切り裂いた。この映像を見るだけでも、ふたりは絶好調だということが理解できるはずだ。
稲葉と大原は3月2日から開催されるWSL-QS5000「サーフェスト・ニューカッスル・プロ」からオーストラリアン・レッグをスタートする。大原は2週間前からオーストラリア入りし、稲葉はハワイ経由でオーストラリア入りする。
注目のチャレンジャーシリーズ第1戦は3月9日からオーストラリアのマンリーで始まる「シドニー・サーフ・プロ」。そして、第2戦が3月16日からニュージーランドで開催される「コロナ・ピハ・プロ」へと続く。
今年、CTクオリファイに重要なツアー前半の一つの山場となるオーストラリア・レッグに気合十分のふたり。必ず良い結果を残してくれることだろう。そしてオリンピックイヤーの今年、まだ彼らにもオリンピアンとしての道が残されている。
がんばれ!大原洋人!
がんばれ!稲葉玲王!