ガブリエル・メディーナの知られざる内面を描き出すドキュメンタリー映画「Gabriel Medina」

ドキュメンタリー映画「Gabriel Medina」がブラジルのサブスクリプション・ビデオ・オンデマンド・サービス「Globoplay」で公開された。残念ながら、他のプラットフォームでの公開は不明である。

 

ガブリエル・メディーナ PHOTO: © WSL / Cestari

 

この1時間半のフィルムには、メディーナの幼少期のプライベート映像から、コンテストの裏舞台など、感動的なシーンが満載。2013年から2019年に放送されたメディーナの「Mundo Medina」の未公開映像も収録されているようだ。

 

 

「僕は7歳でサーフィンに出会いました。ボードに乗るとすぐに世界チャンピオンになることを目指していたんです。それ以来、それを人生の最大の目標にして、多くの時間を海で過ごしました。でも、それは決して簡単なことではありませんでした。

 

誰もが今日のガブリエル・メディーナを知っていると思いますが、ここにたどり着くために僕が経験したことを知っている人はほとんどいません。僕は自分の夢を実現することができました。そして今、自分のストーリーとこれまでの経験をみんなと共有できることをとても嬉しく思います!」

 

10年前の16歳で、メディーナはフランスの「QUIKSILVER KING OF THE GROMS(K.O.T.G)」で20ポイントをスコアして優勝し、ケリー・スレーター以来のティーンエイジャーと言われた。

 

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メディーナ Credit: © WSL / Cestari

 

 

1年後、メディーナは最初のQSに参戦したシーズン(WSLが半年のローテーションを試みたとき)の途中でチャンピオンシップツアーにクオリファイし、その力を直ぐに発揮し最初の5つのCTイベントのうち2つで優勝した。

 

そんな彼の素晴らしいデビューを考えると、メディーナが9年間のツアーで世界タイトルを2つしか持っていないのは信じ難いことでもある。実際、メディーナがスレーターのように多くの世界タイトルを獲得するだろうと多くの人から考えられていた。

 

試合での情熱的な戦いぶりが、選手の大半のイメージにつながるものだが、メディーナのイメージも激しいブラジリアンと感じているファンも多いだろう。しかし、我々はメディーナの何を知っているというのか。この映像では、そんな彼の知られざる内面を描き出す映像になっているという。是非日本でも公開されることを願う。