撮影、取材:山本貞彦、 2019年9月8日 55か国から集まった240名の世界のベストサーファー達による「2019 ISA ワールドサーフィンゲームス presented by VANS」は大会2日目。
今日の会場は朝は雨も降ったが、その後は晴れ。真夏のような蒸し暑さ。波は腰腹ながら、風もなく面はクリーンで乗りやすそう。しかし、上げ込みの午前中にはサイズダウンで、ファーストセクションのみで後が続かない波。
ここで順調に勝ち上がっていた、カリッサ・ムーアがR-2、昨年のディフェンディングチャンプのサリー・フィッツギボンズ、コートニー・コンローグがなんとR-3で敗退。明日のリパチャージ(敗者復活戦)に回る波乱となった。
今日は女子のR-3までとリパチャージのR-1とR-2の前半8ヒートまでやって終了。大会終了前には台風のうねりがやっと届き出したか、サイズアップ。
明日の波は期待大。その大会スケジュールはリパチャージからスタートし、本戦はR-4、R-5まで行われる予定と発表された。
前田マヒナ
WSLジュニア世界一を二度取っているマヒナは、大きな舞台でも物怖じしない。試合慣れしてるとも言える。スロースタートなところはあるが、最後はきっちり逆転してまとめるとこはさすが。
松田詩野
昨日の第1ヒートと比べれば、今日は落ち着いていた。波も面ツルで茅ヶ崎に似ている波と本人が言うぐらいだから、やりやすかったのだろう。いつもの攻めの姿勢も忘れずに、R-2、R-3とラウンドアップ。明日もこの調子で勝ちたいとコメント。
脇田紗良
R-2は紗良らしく、波を選んで無難に勝ち上がり。しかし、R-3はヒートにキャロライン・マークがいたことで2位争い。波の選択に迷いが出たか、後手後手に。ポイントを伸ばせず、4位で敗退。明日のリパチャージ(敗者復活戦)R-4に回ることとなった。
キャロライン・マークス
彼女のポテンシャルはどこまであるんだろう。今日の試合の波はパワーもなく、サイズも小さい波。それでもセットを選んで、波を破壊するぐらいのパワーで切り刻む。今日もエクセレント叩き出して明日へつないだ。
ステファニー・ギルモア
サーフィンが綺麗で、上手い。背丈は高い方でも、波に合わせてコンパクトに膝腰をたたんでスピードをキープ。レールサーフィンのお手本です。
タチアナ・ウェストン・ウェブ
素早い動きからのパワーサーフィン。スピードを生かしたダイナミックな演技。この波でもアグレッシブに攻めて勝ち上がり。
女子でもエアー。カリッサ、キャロラインは普通にエンドセクションで飛んできます。
オーストラリアのマスコット
カノア、シノ、サラ、ヒロト
女子R3の松田詩野、前田マヒナはラウンドアップ。敗者復活戦へ回った脇田紗良はリパチャージ4のヒート3にクレジット。
松田詩野はラウンド4ヒート1で
ペルーの元世界チャンピオンであるソフィア・ムラノヴィッチ
南アフリカ共和国のビアンカ・ブイティンダッグ
オランダのエブリン・ホーフトと対戦。
前田マヒナはヒート3で
7度の世界チャンピオン、ステファニー・ギルモア
ブラジルのベテランCTサーファーであるシルヴァナ・リマ
アナリ・ゴメスPERと対戦する。
日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
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