JPSA第4戦「第24回 I.S.U茨城サーフィンクラシックさわかみ杯」男子トップシードのR4第4ヒートまで終了。

hideyoshi tanaka-2845 — ラウンド５へ１位で勝ち上がった田中英義

写真、リポート：山本貞彦　JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ショートボード第4戦「第24回 I.S.U茨城サーフィンクラシックさわかみ杯」は大会3日目。

天気は曇りから意外や晴れに変わり、気温も上昇。会場の波はモモと昨日よりもサイズはあるか。この日は引きから上げでも割れることは割れた。前線に切れ目が入ったことで、東ウネリが届いたようだ。

河村海沙　波の選択が良い。R3で本日の最高ヒートスコアをマークするも、R4で敗退。

よって、本戦の男子R-2、R-3、R-4を進行。しかし、波が厚くなり、波数も少なくなった午後2時に試合をストップ。協議の結果、R-4のH-4までで終了し、残りは明日の最終日に順延とした。

波のサイズがアップしたと言ってもヒザモモの戦い。ポイントもPoor（0〜1.9）、Fair（2.0〜3.9）になるから、ジャッジも大変。試合の方は逆転が2点台ということから、終了ギリギリまで見逃せない。特にR-2 H-2の試合は大混戦、ハラハラドキドキの展開となった。

プロトライアル勝ち上がり組の結果。藤沼佳太郎はR-2で敗退。勝ち上がれば、公認プロ資格を獲得できるR-3で加藤優典、福井滉東は残念ながらここで敗退。多谷俊亮はR-3を勝ち上がりR-4へ。

ただし、昨日、12点以上でプロ合格済。よって、今回の合格者は男子：齋藤昇吾、多谷俊亮、女子：浅羽美波となった。おめでとう！

加藤優典
一時はリードして、合格目前で逆転され敗退。でも、良いサーフィンしていたから、次に向けガンバ！

福井滉東
こちらもヒートでは1位をキープするも、終了直前で目まぐるしく順位が入れ替わり3位へ。最後のライディングで再逆転を賭けるも、MCからのコールはポイントは届かず。

結果がコールされ、天を仰ぐ滉東（ヒロト）に、ひっくり返る玲花（野呂）。

小林桂
作戦はクレバー。一人右に移動したかと思えば、バックアップは左へ移動。何とエクセレントの8.17ポイントを叩き出してノリノリのラウンドアップ。こう戦えというお手本を見せてくれた。

それでもワイプアウトしたから、聞いたら「岩に当たって転んだ」って。でも、板は無事で笑顔。

村上蓮
髪を赤くして登場。力みなぎる赤でパワー全開と思いきや、ポイントは伸びず。サーフィンはキレてたんだけど、残念。次回は青くして来るそうです。

安井拓海
身体がさらにでかくなった。そのおかげで、パワーサーフィンに磨きがかかった。でも、この波では重すぎたか。

加藤里菜、鈴木姫七
意外やこの組み合わせはレアです。ここでミニ情報。加藤里菜は来週のISA世界大会のジャッジ用のビデオ班に入ったそうです。宮崎産業経営大学のサーフィン部で8人参加するとのこと。鈴木姫七は前戦の新島大会での体調不良も快方に向かっているそうです。今は無理せず自分のペースでやっていくとのこと。

石崎孝行
スポンサーシードで臨んだ今大会。地元茨城の応援団もビーチまで降りて応援。鈴木仁
何とらしくない、プライオリティインターフェア。「完璧に勘違いの思い込み」と大反省。この失敗は二度と繰り返さないと誓っていました。

今大会はAbemaTVのライブ中継も。
MCはnicoさんと水野亜彩子。インタビューを受けるのは岡村晃友。大会のアスリートを守るために、会場に喫煙ブースを設置。タバコを吸う人は、ここで喫煙することに。

加藤嵐　リズムに乗れず、いいとこ無しの敗退。今シーズンは、スタートから海外のQSと国内の試合に出場するも思うような結果が残せない。
村田嵐　前回の新島では表彰台に上がり３位入賞という結果を出したが、今回の茨城では、R-3の逆転ラウンドアップの勢いは続かず、R４で敗退。
田中英義　第２戦の田原で優勝して、現在ランキング４位のヒデ。少ない波の中で最後に決めるのが男、英義。
和氣匠太朗　怖いもの無しの勢いで先攻逃げ切り。ラウンド４を１位通過でラウンド５進出を決めた。
仲村拓久未　今日の試合運びは綱渡りながらも要所を押さえるとこはさすが。ラウンド４を１位通過。
川畑友吾　ロス・バトソンコーチの元、シーソーゲームを制す。ラウンド３を１位通過し、ラウンド４へ駒を進めた。
小嶋海生　バックハンドでパワフルなサーフィンを見せたカイ。今回の茨城でも好調に勝ち上がる。古川海夕　海外の試合にも積極的に参加する古川。先日もアメリカ東海岸で行われたプロジュニアで準優勝したばかりだったが、R3で敗退。
堀越力　最近、頭角を現し始めている弟の類に刺激を受け、ラウンド２を１位通過するもラウンド３で惜しくも敗退。粘りのサーフィンも実らず。
大音凛太　リンタも同じくアメリカ遠征から帰国しての参加だったが、ラウンド４で敗退。金尾玲生　怪我からの回復が順調。試合も好調。ラウンド５進出を決めた。