現地時間2019年7月27日土曜日、カリフォルニア・オーシャンサイド・ピアで開催中のWSLウイメンズQS6000「NISSAN スーパーガール・プロ」は大会２日目。本日からトップシードが登場するラウンド３がスタート。続けてラウンド４が行われた。
カリッサ・ムーア、レイキー・ピーターソン、タティアナ・ウエストン-ウェッブ、ニッキ・ヴァン・ダイク、キャロライン・マークスといったCTトップサーファー達が圧巻のパフォーマンスを披露しラウンドアップ。一方でジョアン・ディフェイ、キーリー・アンドリュー、QSランク１位のイザベラ・ニコルが敗退する展開となった。
そんな、世界の女子トッププロが集まるイベントにおいて、現在QSランク６位の脇田紗良は、ラウンド３でシルヴァナ・リマやセージ・エリクソン、2018年のジュニア世界チャンプであるキラ・ピンカートンと対戦。後半に大逆転し見事エリクソンとリマを抑えて、２位でラウンドアップ。
続けて行われたラウンド４の３人ヒートでは、CTランク４位のレイキー・ピーターソンとソフィ・マカロックと対戦した脇田紗良。ヒート開始からレイキーが6.17をスコア。脇田は優先権を持ってセットの波を待ち、ビッグレフトにレイト気味にテイクオフ。深いボトムターンから波のトップへ垂直に上がり、満身のパワーでテールを蹴り出すビッグ・バックハンド・リエントリーをメイク。ワンマニューバーであったがそのターンで、このヒートの最高点となる7.67をスコア。
しかしソフィも7.17を5.53でバックアップしトップへ。２本の６ポイントをスコアしたレイキーが２位。バックアップを探す脇田は３位を強いられる。僅差のクロスヒートも残り5分となり、ニード4.80の脇田は再びバックハンドでチャージ。３ターンを決めて5.83をスコア。脇田は大逆転で３位から一気にトップへ。そのままトップ維持した脇田は見事ラウンド５へ勝ち上がり、ベスト１６進出を決めた。
ラウンド５で脇田紗良は、サンクレメンテの１７歳、サマンサ・シブリーと対戦する。
ラウンド３で前田マヒナは、ニッキ・ヴァン・ダイクがCTサーファーの強さを発揮、7.67を6.17でバックアップしてトップを独走。前田マヒナはフォアハンドのビッグリエントリーをきめて、6.67をスコア。更にバックハンドでもパワフルなリエントリーを決め、２位でニッキとの差を縮めていく。ヒート終盤の３位のポーリン・アドゥの追い上げを振り切り前田は２位でラウンドアップ。
ラウンド４で前田マヒナは、CTランク１位のカリッソ・ムーアとフレイア・プラムと対戦。スタートからフォアハンドでチャージを見せた前田は4.50 と5.17を揃えてヒートをリード。カリッサはバックハンドで7.17をスコア。しかしバックアップを持たないカリッサは２位。しかし後半にバックアップを3.60として逆転。そのままカリッサが１位、前田が２位でラウンド５へ勝ち上がった。
前田マヒナはヒート３でニッキ・ヴァン・ダイクと対戦する。
川合美乃里は、元ジュニアチャンプのエラ・ウイリアムズ、ページ・ハレブ、イザベラ・ニコルと対戦。縦に上がるバックハンドでレフトブレイクにチャージ。スタートから4.83と3.83を揃える。優先権を持ってビッグセットをキャッチ。クローズセクションのリエントリーを試みるもインコンプリート。僅差の戦いながらウイリアムズとハレブが僅かにリード。ヒート終盤４位を強いられる川合。優先権を持ってラストウェイブにチャージするも惜しくもここで敗退となった。
黒川日菜子は、カリッサ・ムーアとべサニー・ハミルトンらと対戦。カリッサが素晴らしいバックハンドで7.00をスコアしてヒートを開始。黒川はバックハンドでインサイドのリエントリーを決め、5.50、3.60をスコアして２位につける。注目のべサニーはチャージを繰り返すもワイプアウトが目立ちスコアが伸ばせない。２位をキープし続けた黒川だったが、ヒート終了間際にスペインのナディア・エロスターベに逆転され、惜しくも３位で敗退となった。
西元ジュリは、CTルーキーのブリッサ・ヘネシー、ガブリエラ・ブライアン、ディミティ・ストイルと対戦。都筑有夢路は、CTサーファーのキャロライン・マークス、元ジュニアチャンプのヴァヒネ・フィエロ、アリッサ・スペンサーと対戦するも惜しくも４位で敗退となった。
大会最終日もライブ中継が行われる予定。がんばれ！日本！
https://www.worldsurfleague.com/events/2019/wqs/3083/nissan-super-girl-pro
