写真、リポート：山本貞彦　愛知県田原市伊良湖ロコポイントで開催中のJPSAショートボード第2戦「夢屋サーフィンゲームス 田原オープン」大会2日目。

今日からプロ本戦がスタート。台風が南海上に発生、上陸のコースが予想されることもあり、今日は女子の試合を多く進行。男子はR-2、女子はR-3のH-3まで行なったところで、コンディションが悪化し終了となった。

今日の会場は朝から晴れ。次第に風が強くなるものの、波はモモコシからムネ、セットでカタとサイズアップ。ただ、厚めでつながり気味。キレた波を選んだもん勝ちは変わらず。

 

ここからがトライアリストとしての実力が試される。セカンドシード（今大会は男子はR-4、女子はR-2）と戦い勝ち上がることで、公認プロ資格が獲得できる。

男子R-2を勝ち上がったのは池田鋭斗、田邑星斗、本郷拓弥、増田来希の4人。それにスポンサーアマシードに小崎歩夢、ローカルアマシードで清水章生で計6人。

 

史上最年少記録を塗り替え、小学生プロサーファー誕生か。

 

 

女子のR-1を勝ち上がったのは杉原梨奈とスポンサーアマシードの池田美来の2人。そして、ラウンド２を１位通過を果たした池田美来は、規定のラウンドを勝ち上がったということで、見事、公認プロ資格を獲得。おめでとう！

 

 

御前崎から参加した、小学6年生の池田美来（ミライ）。お父さんはプロウインドサーファーで、今年7月上旬に同会場で行われた「田原おいでんガールズカップ」のスペシャルクラスで優勝してスポンサーシード権をゲット。彼女がこれでプロとなれば、史上最年少記録を塗り替え、小学生プロサーファー誕生となる。

 

野呂海利が今大会の最高得点をマーク。

 

野呂海利
今大会唯一のエクセレント8.33を6.67でバックアップし、トータルスコア15.00を叩き出した野呂海利。ここ田原は相性が良いのか、2017年大会では準優勝。今回も演技が冴えてる。

「自分的にはもっとやれたんで６点ぐらいかなと思っていたんですが、エクセレントを出してもらえて嬉しかったです。この５ヶ月ぐらいの練習の努力が報われたなって思いました。この場所は仲間も多くて、みんな応援してくれているので絶対勝ちたいです。見ている人がビックリするくらいのサーフィンをしたいと思っています。」

池田美来
年齢は11歳で小学6年生。R2では波が大きくなっても果敢に攻めて1位通過でプロ公認をゲット。身体はまだ小さいながら、板のコントロールが上手い。将来が楽しみな逸材がまた一人誕生だ。

林健太
昨年９月の種子島ぶりのJPSAコンテスト。ブランクを感じさせない波乗り。試合巧者は変わらず。上手いね。

宮坂麻衣子
昨年の田原のディフェンディングチャンプ。今年の初戦のバリでも優勝し、この試合も新たな気合で臨む。戦い方を覚えたことで、余裕すら感じる。

須田那月
YUの植田さんにいろいろ相談して作った板。那月のパワフルなサーフィンに磨きがかかったな。

堀越力
地元鵠沼で行われたコンテストでは勝利を目前に悔しい敗退を喫しったリキ。その悔しさをバネに、今回も圧倒的なサーフィンを披露してラウンド２を１位でラウンドアップ。

田中大貴
海外での実績を積んで、着実にスキルアップしているダイキ。トリッキーなコンディションでもしっかりとスコアリング・ウェイブを選び、トップ通過でラウンド３へ勝ち上がった。

安井拓海
乗れば勝てるだけのスキルがあるものの作戦ミスか。一人右のバンクで波を待つもポテンシャルのある波は来ず。開幕戦の勝利者が、まさかのラウンド２敗退。

石崎孝行
地力があるからこそのなせる技。玄人好みのサーフィンは評価高し。

高橋みなと
ロス・バトソンコーチの元、作戦通りか。数少ないセットをものにして明日へ繋いだ。

川瀬新波
印象が変わった。おとなしい綺麗なサーフィンだと思っていたけど、アグレッシブに攻めることができるだ。これは台風の目になるかも。

森友ニ
ジュニア時代から注目を浴びてきた茅ヶ崎の森友二。今年から大学生となり、文武両道を目指す。

田岡なつみ
先週末の北泉のロングから転戦。疲れも見せず、いつもの笑顔。本当にコンペが好きなんだ。

中村昭太
今回もジャッジで参加。聞いたら、昨日のトライアル36ヒートで頭がパンクしちゃいそうだったって(笑)。なので、朝一のサーフィンだけは欠かさず。

都筑百斗
久しぶりのJPSA参戦となったモモト。ラウンド１を１位通過。ラウンド２でトップを独走するも後半にまさかのインターフェアを侵し、悔しい敗退となった。

山中海輝
逆転を狙いラストライドにチャージしたが、ジャッジの裁定はノーカウント

 

サーフメディアは今シーズンも現地から最新情報をお伝えします。お楽しみに！

 

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