伝統のサーフィン大会「第52回マーボーロイヤルKJカップ」の模様を収録したドキュメンタリー映像公開

2019年6月30日、湘南辻堂海岸にて日本におけるサーフィン文化の発展と技術向上のためにスタートしたサーフィンコンテスト「マーボーロイヤル カップ 」の第52回大会「52th MABOROYAL KJ CUP 2019」が開催された。

 

その大会の模様を収録したドキュメンタリー映像が完成し、YouTubeで公開された。この作品は映像作家の近藤克己氏が、撮影、編集、監督を務めたもので46分余りの長編大作。是非、最後までご覧いただきたい。

 

 

 

この大会は、70歳を迎えた日本のサーフィンの歴史とともに歩み、日本のロングボード・シーンを支えてきたレジェンドサーファーであるマーボーこと小室正則さんがサーフィン人生をかけて行うイベント。

 

本年度は、大雨強風という、かなり厳しいハードコンディションでの開催を強いられたが、無事に終了。最後はマイク真木さんや田代みどりさん、KUさんのライブで盛り上がった。

 

 

 

今回もイベントの目玉である、新旧メンズプロ&レディースプロ&レジェンドプロによる”DA CLASSIC MOMENTS”シングルフィンコンテストが開催。

 

DA CLASSIC MOMENTSは、用意されたリアル・ヴィンテージ・ボードに乗って出場するもので、各選手の使用ボードはヒート前に抽選で決定。約50年前の作られた重いシングルフィンで、リーシュコードもない大昔のスタイルを現代のサーファーたちが再現する画期的なコンテストだ。

 

小室正則さん

 

「今回52回目を迎えて、正直疲れた。(笑)だけど、これは俺のためじゃなくて毎年、選手のためにやっているから。自分が死ぬまでやらなきゃならい使命、任務だと思っているね。ビンテージボードを使ったコンテストは選手のためにもっと良い板を集めていきたいと思っているよ」と、小室さんがコメント。

 

また今回選手としても出場した真木蔵人氏は「日本のサーフィン創成期の人たちに囲まれながら、サーフィンの歴史をかたどるようなサーフボードに乗ることができて最高でした。サーフィンの違う側面が、ここにあるんじゃないかなと思っています。素晴らしい大会に参加させてもらえたことに感謝しています。」と、真木蔵人氏がコメント。

 

このようにサーフィンを楽しみながら、その歴史が継承されていくイベントが今後も続いていくことを願いたい。

 

大会の詳しい結果やイベントの詳細に関してはこちらをご覧ください。

 

-DA CLASSIC MOMENTS-
《 PRO Class 》
優勝:鈴木剛 2位:吉田泰 3位:秋本祥平 4位:畑雄二
《 レディース PRO Class 》
優勝:田岡なつみ 2位:菅谷裕美  3位:佐久間真美 4位:櫻庭志乃
《 Legend PRO Class 》
優勝:石塚晃 2位:増田昌幸 3位:平野杉 4位:松尾博幸
《 Legend Special PRO Class 》
優勝:川井幹雄