写真、リポート:山本貞彦 神奈川県藤沢市、鵠沼海岸(2019年7月14日日曜日)湘南 鵠沼海岸、松波地下道前ポイントで開催中の2019年WSLジャパンツアーレッグのメンズ1,500イベント「MURASAKI SHONAN OPEN 2019」は大会7日目。
今日は朝から本格的な雨。波のサイズはモモ、たまにコシのセットが入る。ワイドで厚めは変わらず。インサイドまで2発当て込めればベストか。あまり点差が出ないので、ヒート終了直前のライディングで逆転も多く見られた。
朝一の1時間のウェイティングの後、7時半から試合がスタート。まずはR-3のH-7から16まで行い、そのままR-4へ突入。しかし、上げ込む中で波数が極端に減って、R-4では何とノーライドの選手が続出。H-4まで終了したところで、オンホールド後、そのままオフとなり明日へ順延となった。
ヒート時間内に入るポテンシャルのある波が少ない。なので、4マンプライオリティールールでもあることから、最初の波のセレクトが重要。これで勝負が決まると言っても良いぐらい。ただ、待ちすぎで自身を追い込むことになるケースも多発。結果、先攻逃げ切りがラウンドアップした形だった。
今日、波とのサイクルが合っていたのは三輪紘也、塚本勇太、村上蓮、新井洋人、萩田泰智ら。他の選手の苦労を横目に、難なく波をキャッチし技を連発。お見事でした。
それでも、田中英義、安室丈、大橋海人、村上舜、和井田理央あたりは試合慣れか。2本をちゃんとまとめて明日へ。終了直前の演技で逆転を見せたのは小笠原由織、笹子夏輝。
新井洋人
作戦はレフトの波。これが見事に当たって、目の覚めるような演技でエクセレントの9.00ポイント。スピード、パワー、コミットメントの点でも間違いなく今日一番のライディングだった。バックアップも7.00でトータル16.00ポイントと今日のハイエスト。
古川海夕
今日の最初のヒート。ウェイティング後だったけど、落ち着いてたね。先手必勝を心掛けてR-3、R-4を突破。地力があるからこそ、これができる。
小笠原由織
追い込まれても決して諦めない。ピンチをチャンスに変えることができるのも、状況判断がしっかりできているから。実力がついてきた証拠だ。堀越力
R-4では先行されるも確実にバックアップを上げるために一人、インサイドへ移動。ワンアクションながら、逆転に必要なポイントを積み上げ結果、1位でラウンドアップ。お見事です。 鈴木仁
今日も「勝つぞ!」のオーラ出まくり。タルい波を板を振りながら、繋いで繋いでインサイドまで。スピードつけて、最後のリエントリーもメイク。今日も文句無しの戦い方でした。
加藤嵐
R-4 H-2。25分間、待って、待って、待った。しかし、望む波は来ず。結局、ノーライドで今大会は終了。(この後、H-4 Ryland Rubens (USA)、矢作紋乃丞もノーライドで終了)
小川幸男
勝負強い。自分のできることを理解しているからだな。冷静さも身につけたから、逆転できるんだ。
大場玲遥
鵠沼ローカルナレッジで今日も一人、左のポイントへ。その作戦が当たって、試合中盤まで1位でリード。しかし、後半から追い上げ食らって、抑えに行くも三輪にエアーを決められ敗退。残念無念。次回に期待。
脇田紗良と小百合さん
雨でも笑顔で試合観戦。
明日のファーストコールは5:30AM。
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