選手生活に終止符を打ち、本格的にコーチングをスタートさせた田中樹の最新映像「39 IZUKI」が公開。

昨年、長かった選手生活に終止符を打った田中樹。プロになった翌年から引退するまでトップシードを18年間キープし、2009年にはJPSAグランドチャンピオンも獲得。現在は本格的にコーチングをスタートさせて、日本のサーフィンを世界レベルに引き上げる方法を模索している。

 

そんな田中樹をフィーチャーした「39 IZUKI」が公開。映像では、田中樹のホームである志田でのフリーサーフィンからコンペシーン。トッププロからキッズまでをコーチングする姿をインタビュー映像を含めて収録。また2005年に発売されたDVD「CHANGE」からの懐かしい映像や、自分の子供たちにサーフィンを教える田中樹の父親としての姿も収録されている。

 

 

「引退してから本格的にコーチングを始めて、QS回っている選手の役に立てればと思って一緒に回らせてもらっているんですけど。その中で今年結果も少しづつ出始めて、日本人も世界で戦えるという感触も掴め、非常に良くなってきていることを感じました。」と、田中樹。

 

田中樹コーチと稲葉玲王@シドニー deltaforce

 

「今年の3月に1ヶ月間、日本の男女トップ選手とともに試合のためにオーストラリアに訪れた時も、彼らにアドバイスしながら、コーチングの面で自分の足りない部分や海外ではどんなことが行われているかを肌で感じることもできました。

今後は昔からやっているキッズたちの育成などにも力を入れて、日本のサーフィン界の未来のために頑張っていきたいと思っています」とコメント。

 

 

世界で活躍できる子供たちを育てるのと同時に、現役のプロ選手が引退後もサーフィンと関わって仕事がしていける土壌を作りたいという田中樹。

 

「自分の今があるのもサーフィンのおかげ。日本のサーフィン業界を良くするために自分ができることに集中して、やっていきたいと思っています。」と、明日の日本のサーフィン界を背負っていく田中樹。

 

彼は7月1日から開幕するQS10000イベント「Ballito Pro pres by O’Neill」のため稲葉玲王と南アフリカに旅立った。彼の今後の活動を応援していきたい。