南アフリカのポート・エリザベスで開催中の、WSL女子QS3000イベント「フォルクスワーゲンSAオープン・オブ・サーフィン pres. by Hurley 」大会4日目。
男女共ジュニアのファイナルまで行われ、オーストラリアのパイパー・ハリソン(AUS)が女子で優勝。男子は南アフリカのイーライ・ビュークスが優勝した。
今回、QSイベントではR2で敗れた松田詩野だったが、ジュニアではクオーターファイナルを好調なバックハンドで1位通過。セミファイナルも終盤にスコアを集めて逆転2位でファイナル進出を果たした。
ファイナルは、ドイツのレイチェル・プレスティと南アフリカのケイラ・ノゲイラ、オーストラリアのパイパー・ハリソンと対戦した松田。
松田はインサイドでバックハンド・リエントリーを決めて3.17 をスコアしてファイナルをスタート。その後、優先権を持ち良い波を探し続けていたが4位を強いられる展開。しかしヒート中盤に4.20 をスコアした松田は一気にトップに躍り出る。
だが後半に入り、プレスティとハリソンのパワーサーフィンが炸裂。松田は3位を強いられる展開に。残り時間10分を切って、レフトブレイクにチャージを見せた松田は5.50をスコア。2位に浮上する。優勝するために松田に必要なスコアは5.01。
そんな中で残り時間3分を切って、3位であったパイパー・ハリソンがグッドウェイブをキャッチ。コントロールされ、レールを使ったパワーのあるコンビネーション・ライディングで7.17をスコア。大逆転でトップへ。
松田は3位に押し出されたが、最後まで諦めずに終了間際にレフトの波をキャッチ。フォアハンドのリエントリーで5.87をスコアして逆転。優勝は逃すも見事準優勝となった。
また、今回、西元ジュリはジュニアのQFではファーストライドでエクセレントの8.17をスコアしてセミファイナル進出。しかしセミでは3位で敗れ5位、脇田紗良はQFのラストで逆転されて9位でフィニッシュとなった。
女子のQS3000ではラウンド4が行われ、脇田紗良は緩慢なセクションでワイプアウトが目立ち惜しくも4位敗退。同じヒートで対戦となった西元エミリーと野中美波は、西元エミリーがバックハンドで後半まで2位のポジションをキープするも、3位だったジュニアチャンプのヴァヒネ・フィエロがラストで7.10をスコアして一気にトップへ。3位に押し出された西元、4位の野中はここで敗退。
これでQS3000における日本勢はファイナルデイを前に全員敗退となった。
このあとは6月20日から南アフリカのイースタンケープ・ビクトリア・ベイで開催されるWSL女子QS1000「Vic Bay Classic」には西元エミリー、西元ジュリが参戦予定。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
https://www.worldsurfleague.com/events/2019/wqs/3055/volkswagen-sa-open-of-surfing-pres-by-hurley