今年5月のゴールデンウイーク中に千葉県一宮町の釣ヶ先海岸(志田下)で開催されたWSL 男子QS6000「Ichinomiya Chiba Open」。一宮町出身であり、日本のトッププロである大原洋人に地元優勝の期待が高まった。

 

試合前の会見では、「今年4回目になる地元開催のグレードの高い試合で、これまで良い結果を残せてこなかったので、今年こそは優勝を狙って頑張りたいと思っています。」

 

「来年オリンピックも控えているということで、今年地元で開催される試合は自分たちにとって重要なものになってきます。プレッシャーもあるんですが、そんな状況で勝てないとオリンピックに出ても勝てるわけもないので、地元のファンの前で最高の演技をして勝ちたいと思います。」と意気込みを語った。

 

撮影:deltaforce surf

 

大原洋人はシードでラウンド2から出場。日本人選手が次々と破れるなかでエクセレント・レンジのスコアを2本揃えて1位でラウンド3進出。元CT選手たちを相手にR3、R4を勝ち上がった。マンオンマンでの試合形式で行われたR5では、その日のベストスコアとなる9ポイントをスコア。16.33のハイスコアで準々決勝に駒を進めベスト8進出を決めた。

 

しかし、QFではR4で一度負かしているアメリカのジェイク・マーシャルに僅差で敗れ5位でフィニッシュとなった。

 

 

「6000が4年目で、自分とレオ(稲葉玲王)はそこまでの成績が良かったというのもあるし、良い意味でこれまで以上にプレッシャーが大きかったのかと思います。そのプレッシャーがあって良い感じで試合も出来た気がします。クオーターファイナルで負けてしまったんですけど、長い目で見たら2000ポイントって良いポイントだったとも思います。」

 

「今回は何より、ゴールデンウイーク中に試合があったので、初日から沢山のギャラリーが集まってくれて、楽しかったというか、快感でした。1回戦から観客が居てくれて幸せでしたね。」

 

「俺かレオのどちらかがファイナルに残らなくちゃいけなかったんだと思うんですけどね。少し悔いは残ってはいますけど、ポジティブに考えれば、次の試合につながるポイントが稼げたかなと思っています。」

 

 

現在QSランキング8位の大原洋人は、6位の稲葉玲王、安室丈とともに7月1日から7日まで南アフリカのバリートで開催されるQS最高グレードの10000イベント「Ballito Pro pres by O’Neill」に出場予定。シーズン前半戦の大きな山場となる試合で、どんな結果を残していくれるのか。がんばれ!大原洋人!がんばれ!日本!

 

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