JPSA特別戦「OSHMAN’S STYLE MASTERS」で吉田泰が2度目の優勝。@サーフタウンフェスタ2019

撮影、取材:山本貞彦、JPSA 特別戦「OSHMAN’S STYLE MASTERS」が今年も千葉は太東ビーチパークで開催。このイベントは5/18〜6/2まで3週間に渡って行われる「サーフタウンフェスタ2019」の催しで、「TAITO BEACH CLUB CLASSIC 2019」のアマチュアのロングボードの大会と併せて行われた。

 

大会当日は終日、南東のサイドで、波のサイズはコシからハラ。ワイドながら上手く繋げば、ロングライドも可能。午後から晴れてイベントには文句ないコンディションとなった。

この大会は「OSHMAN’S STYLE MASTERS」という冠名の通り、スタイル重視。クラシックスタイルでのライディングが評価対象となり、モダンスタイルは対象外となる。

 

それに合わせ、サーフボードは9’4” (284.5cm)以上のシングルフィン ( オンフィン、もしくはセンターボックス)のみ。PU以外のボードやサイドフィン及びサイドフィンのプラグ付サーフボードは不可となっている。

ノーズとレールを使用し、どれだけバラエティに富んだサーフィンを魅せることができるか。クラシックスタイルの中に自分のスタイルを織込む。それがこの「OSHMAN’S STYLE MASTERS」という大会なのである。

 

この大会の出場枠はJPSAロングボード昨年度ランキング上位選手とスポンサーシード選手が対象。上位不出場の場合は繰り上げエントリーが可能となる。

 

出場メンバーはJPSA選手に加え、歴代優勝者の吉田泰、中村清太郎、秋本祥平を始め、ウォーターマンの高貫佑麻など。女子では吉川広夏、小高恵子、田岡なつみの3人も招待された。

また、「TAITO BEACH CLUB CLASSIC 2019」のスタイルマスタークラスで勝ち上がった鴇田正博、川上聖斗、柴田邦敦も名前を連ねた。

 

優勝:吉田泰
2位:秋本祥平
3位:中村清太郎
4位:宮内謙至

プレゼンターはオッシュマンズ・ジャパンの角田浩紀氏

得意のソールアーチを決めた吉田泰

吉田泰
久々の優勝で嬉しい。決勝では僅差の戦いだっただけに自分の演技に集中していたとコメント。第1回の優勝に続き、二度目のスタイルマスターの称号を手に入れた。おめでとうございます!

 

秋本祥平
宮崎市在住の秋本。スタイルマスターは常連で2度のスタイルマスターの称号を保持するが、今年は昨年に続き惜しくも勝利を逃して準優勝。

 

中村清太郎
3年連続でファイナリストとなった中村清太郎は、第3回大会のスタイルマスター。今回もあと一歩のところで優勝を逃したが、湘南が誇るノーズライディングの達人である清太郎の妙技は見事だった。


宮内謙至
ヒートを追うごとに、マイスタイル全開で勝ち上がったショーロクこと宮内謙至。ファイナルでは足を滑らせリズムを崩した。それでも6年連続グランドチャンピオンの実績通り、ノーズ、レールワークは見事。

 

田岡なつみ
規定の9’4”以上のシングルフィンは滑ったことがなく、板は借りて出場。身長からすれば、この長さはハンデそのもの。それでもこのパフォーマンスは立派。難関があるほど、笑顔で「楽しい」と言えるのが、なっちゃんの素晴らしいところ。

ぴろたん&なっちゃん

 

吉川広夏
海外でも招待されるほど実力。その海外でもロングだけでなく、いろんなサーフスタイルを吸収して一回り大きくなった。演技に深みが出たな。


塚本将也
風邪を引いて熱があるも強行出場。敗退するも最後まで自分のスタイルを魅せるプロ根性に脱帽。

高貫佑麻
ショートだけでなく、ロング、SUP、ボディーサーフィンもこなすウオーターマンのユウマ。ヒートではスイッチスタンスも披露。

「TAITO BEACH CLUB CLASSIC 2019」スタイルマスタークラス

優勝:鴇田正博 2位:川上聖斗 3位:柴田邦敦 4位:井上直樹

プレゼンターは瀬筒雄太

いすみ市長賞::川上聖斗

ジャッジは左から池田潤、瀬筒雄太、尾頭信弘、石塚晃。

ステージでは「凪」のジュニアチームが力強い和太鼓を披露。

「波楽BAND」は波楽マンことレジェンドのケニーさんが中心となるご当地バンド。

千葉県御宿にあるSHOOTSのブース。ピロタンが海外で見つけた1点ものなどを揃えたアイテムが並ぶ。なんとボードケース、小物などは全てお母さんのハンドメイド!

ブースにフードスタンドにはたくさんの人が。


ビーチでは「外房ビーチスポーツフェスタ2019」として、ビーチテニスなどいろいろ体験。

シャボン玉で子供達も大はしゃぎ。

上げ込みでサイズアップも、バックウオッシュで波選びが難しい。

今年のJPSA開幕戦が行われたバリ島で、昨シーズンの最終戦に続き2勝目を上げた井上鷹も出場して得意のハング10を披露。
開幕戦では3位となった森大騎は、セミファイナルで惜しくも敗退。
バックハンドでハングファイブを決めた堀井哲
今回も吉川、田岡とともに男子の中に混じり出場した小髙恵子。

 

 

 

次回、JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ロングボードは、第2戦「9GATES PRO CHIKURA」が、5月25日(土)~26日(日) (予備日:27日) プロトライアル同時開催で千葉県南房総市千倉海岸が開催予定。

 

 

 

大会結果:http://www.jpsa.com/schedule/report2019_3_3_1.html