日本を代表するサーフィン写真家の藤沢裕之氏が他界した。享年62歳。
月刊サーフィンライフ時代にお世話になったサーフィンカメラマンの藤沢さんが亡くなった。癌を患って闘病していたが、9月26日に入院していた病院で亡くなられた。
葬儀はコロナの影響もあって家族と近親者だけの密葬に近い形で行われたが、故人の意思を尊重し11月に湘南で散骨式が行われる予定だ。
大分県出身の藤沢さんは、東京写真短期大学(現、東京工芸大学)で写真を学び、東京・原宿で西海岸アドバタイジング代表で、初代サーフィンライフの編集長であった森下茂男氏との出会いをきっかけに、79年に(株)マリン企画へ入社。
月刊サーフィンライフ創刊に携わりシニアスタッフフォトグラファーとして、日本のサーフシーンを撮り続け、数々の名ショットを残した。サーフィンの腕前もプロ級でサーフィンライフ時代は、撮影の傍、日本をはじめ、世界中の波を追い求めた。
湘南・茅ヶ崎を拠点に活動を続けていた藤沢氏を師と仰いでいた、2009年に亡くなられた千葉をベースに活動していたワンワンさんこと犬尾邦彦氏。今頃、天国で再会を喜び二人で大好きな酒を酌み交わしながら、波乗り談義に花を咲かしていることだと思います。
藤沢裕之さんの御冥福を心からお祈り致します。