2019年WSLチャンピオンシップツアー開幕直前。男女チャンピオンシップ・ツアー最新フォーマットが公開。

今年CT4年目を迎える五十嵐カノア。日の丸を背負って戦う。 Credit: © WSL / Cestari

ロサンジェルス・カリフォルニア:2019年3月15日(金):WSLは2019年ワールドサーフリーグ(WSL)チャンピオンシップツアー(CT)に新フォーマットを導入することを発表。

 

今回のリリースでは、昨年11月に発表した男女賞金同額や東京2020オリンピック・クオリフケーションについても触れられたが、CT新フォーマット以外は特に新しい事項は追加されなかった。

 

「サーフィンというスポーツが、あらゆる分野で進化と改善を続けるなかで、チャンピオンシップツアーに重要なフォーマットの更新を加えました。」と、WSL CEOのソフィ・ゴルトシュミットは言った。

 

「私たちの目標は、サーファーファーストの考え方でパフォーマンスレベルをさらに向上させると同時にファンを引き付けることです。ラウンド3以降の一対一での対戦へとダイレクトに進むことで、競技が促進される一方で、このフォーマットが視聴者にとって、より魅力的になることを願っています。」

 

今回の新しいアップデートでは、昨年のフォーマット変更で廃止になった男子のラウンド5と女子のラウンド4のクオーターファイナル前のラウンドが今年も廃止となった形となる。

 

 

男子の変更点。ラウンド1は、1ヒート3名のヒートが12ヒート。ラウンド1の1位と2位の選手は、直接ラウンド3に勝ち上がる。昨年までの1位のみがラウンド3に進んだ形式とは異なる。

 

そして、これまでラウンド2では、マンオンマンのヒートが12ヒートあったが、新フォーマットでは、3人ヒートとなり数が4ヒートと減る。各ヒートの最下位の選手が敗退で33位となる。

 

そして、これまでラウンド3は、マンオンマン・ヒートが12ヒートあったが、新フォーマットでは、マンオンマンが16ヒートとなり、そこで敗れた選手は17位。ラウンド4では、マンオンマンが8ヒート。そこで敗れた選手は9位となる。それ以降のフォーマット変更はない。

 

 

女子のラウンド1は3名ヒートが6ヒート。男子同様、ラウンド1の1位と2位の選手は、直接ラウンド3に勝ち上がる。昨年までの1位のみがラウンド3に進んだ形式とは異なる。

ラウンド2は、マンオンマンが6ヒートだったが、新フォーマットでは、3人ヒートとなり数が2ヒート。各ヒートの最下位の選手が敗退で17位となる。

ラウンド3は、3人ヒートが4ヒートあったが、マンオンマン・ヒートが8ヒートへ変更、敗者は9位となる。

 

さらに、全てのマンオンマン・ヒートは「オーバーラップ」するオプションが用意される。これは2つのヒートを同時に進行できることを意味し、最適なコンディションでイベントをより柔軟に開催することを可能にする。

 

今シーズンは2019年4月3日から、オーストラリアのゴールドコーストで男女チャンピオンシップ・ツアー開幕戦となる「Quiksilver Pro&Boost Mobile Pro ゴールドコースト」でスタートとなる。

 

 

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