新生WSLロングボードツアーとは? 開幕戦「Noosa Longboard Open」に多くの日本選手が参加。

ティーツリーベイにある5つのポイントのなかで最もメローな波であるファーストポイントは、ロングボード天国。 WSL / Ben Osborne

2019年にWSLのロングボード・チャンピオンシップ・ツアーは、新たにロングボード・ツアー・ディレクターとして、ロングボード・マガジン誌の元編集者であり、プロサーファーとしても活躍したデボン・ハワードを迎え、4つのイベントで世界チャンピオンを決定するロングボード・サーキット新時代がスタートする。

 

  • 2019年ロングボードツアー・スケジュール
  • ロングボードツアー・ヌーサ:2019年3月7日〜10日
  • ロングボードツアー・ガリシア:2019年8月27日〜31日
  • ロングボードツアーニューヨーク:2019年9月6日〜12日
  • 台湾オープン・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップ:TBA

 

ここ数年は一つの試合で世界チャンピオンが決定されることもあったWSLのロングボードだが、上記のようにオーストラリアのヌーサ、スペインのガリシア、ニューヨークのロングアイランドの3つのクオリファイ・イベントを戦い、年末にある台湾オープン・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップで世界チャンピオンを決定する。

 

開幕戦の会場となるヌーサのファーストポイント。WSL / Ben Osborne

 

今シーズンは昨年からのトップシードの選手は、従来どおりのシードランキングで最終戦の台湾に招待され、その他の下位の選手はヌーサ、スペイン、ニューヨークの大会でランキングをつけて最終戦の台湾に選ばれるような仕組みとなる。

 

台湾オープン・ワールド・ロングボードチャンピオンシップはロングボードツアーの最終イベント。このイベントでは、女性と男性の各部門に対して、それぞれ10,000のランキングポイントが与えられ、それぞれ60,000ドルの賞金が用意される。

 

このワールド・ロングボード・チャンピオンシップには男子24名と女子24名がインビテーションされ、男女共2018年のランキングからトップ8、2019年のランキングからトップ12、そして4名のワイルドカードで構成される。

 

 

明日3月7日から開幕する2019WSLロングボードツアー初戦となる「Noosa Longboard Open」は、オーストラリア・クイーンズランド州サンシャインコースト・ヌーサのファースト・ポイントで開催。

 

毎年3月、老若男女、様々なカテゴリーでサーフィンを楽しむ「ヌーサ・フェスティバル・オブ・サーフィン」と呼ばれるサーフィンのお祭りが28年間も開催されており、今回WSLイベントがそこに加わった。

 

ハロソン・ローチ、ジャレッド・メル、ケリア・モニーツも出場。

 

Harrison Roach. WSL / Ben Osborne

 

このイベントには、ハリソン・ローチやジャレッド・メルをはじめ、マティ・チョナスキー、ネルソン・アヒナ、レイリー・ストーン、カイマナ・タカヤマといったWSLのシードはなくR1から出場のスタイルマスター達も多数エントリー。

 

もちろん、トップシードにはテイラー・ジェンセン、エドアード・デルペーロ、カイ・サラス、スティーブン・ソイヤー、ピッコロ・クレメンテなど世界チャンプなど御馴染みの顔が揃う。

 

日本からは2年連続JPSAロングボード・グランドチャンピオンの浜瀬海をはじめ、畑雄二、井上鷹、塚本将也、佐藤広、権守賢治などがエントリー。

 

また女子では、ホノルア・ブルームフィールドやソレイ・エリコ、レイチェル・ティリーをはじめ、今回は2度のWSLロングボード・チャンピオンであるケリア・モニーツ(HAW)が久しぶりにWSLに参戦。そして、田岡なつみ、吉川広夏、小山みなみといった日本の女子トップ3もエントリーしている。

 

 

 

Watch the Longboard Tour’s Noosa stop March 7 – 10, 2019 on worldsurfleague.com, the WSL App, or Facebook LIVE.

http://www.worldsurfleague.com/events/2019/mlt/3178/noosa-longboard-open

http://www.worldsurfleague.com/events/2019/wlt/3177/noosa-longboard-open