稲葉玲王と新井洋人がベスト16進出。イスラエルで開催中のQS3000イベント「Seat Pro Netanya 」

稲葉玲王 WSL / Damien Poullenot

現地時間2019年1月15日火曜日、地中海のイスラエルで開催中のワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の2次リーグであるクオリファイ・シリーズ(QS)3000イベント「Seat Pro Netanya 」は大会4日目。2日連続のレイデーの後、本日は風の影響を受け、トリッキーなコンディションの中で、ラウンド3のヒート9から再開し、ラウンド4のヒート8までが終了した。

 

2019 SEAT Pro Netanya Highlights: Risky Moves in Tricky Seas on Day 4

 

新井洋人はスタートからバックハンドのビッグターンを3発決めて、7.00 の高得点をスコア。バックアップを3.17としてヒートをリード。ヒート後半に逆転されるもバックアップ6.23をスコアして再びトップを奪い、そのまま1位でラウンドアップを決めた。

都筑百斗 WSL / Damien Poullenot
都筑百斗 WSL / Damien Poullenot

 

都筑百斗はアメリカの選手2名に先手を取られ、スタートから苦しい展開となり高スコアを出せないまま4位で敗退。太田拓杜は前半に6.17、をスコアして善戦したが後半に逆転されて4位敗退。

 

西慶司郎 WSL / Damien Poullenot

 

H13では西慶司郎と西優司が兄弟対決。両者とも2本の5ポイントを集めて、兄の慶司郎がリード。しかし最後に弟の優司がフォアハンドのビッグエアでエクセレントの9.10をスコアして1位となり、兄弟ワンツーで勝ち上がった。

 

西優司 WSL / Damien Poullenot

 

「あの波はエアの波であり、行くしかなかったんです。」と西優司が言った。「スコアがあまり良くなかったので、少々緊張しましたが、ここ数日間はエアのトレーニングをしていたので、出来るって自分に言い聞かせました。」しかし、今回好調な西兄弟だったがラウンド4で惜しくも敗退となってしまった。

 

和井田理央  WSL / Damien Poullenot

 

ラウンド3のH14の前半にスコアを揃えられなかった大音凛太は、後半に6.23をスコアしてバックアップを4.93とするも惜しくも3位で敗退。インドネシアの和井田理央も2本の5ポイントを揃えるも惜しくもここでは3位敗退となった。

 

稲葉玲王 WSL / Damien Poullenot
稲葉玲王 WSL / Damien Poullenot

 

続けて行われたラウンド4では、ヒート2に稲葉玲王と山中海輝がクレジット。稲葉はヒート後半に6.506.00の2本を揃え、トータル12.50でトップ通過。山中はヒートのベストスコアとなる7.17をスコアするもヒート前半にインターフェアを取られ悔しい敗退となった。

 

山中海輝 WSL / Damien Poullenot

 

ヒート4では、加藤嵐と古川海夕が登場。昨シーズンQSランク16位で僅差でクオリファイを逃したフランスのジョーガン・クズネットとドイツのレオン・グラッツァと対戦。古川は終盤にエンジンが掛かり6.006.73をスコア。トータル12.73をスコアするも3位、加藤嵐は4位で敗退となった。

 

新井洋人 WSL / Damien Poullenot

 

新井洋人はアメリカのトップQSサーファ−3名と対戦。新井はラウンド3同様、先手必勝の作戦でスタートから7.67という高得点をマーク。バックアップも5.40を揃え、危なげない試合運びでベスト16進出を決めた。

 

 

明日はストーミー・コンディションの予報のため再びレイデイが決定。ネクストコールは現地時間17日木曜日の午前10時、日本時間で17日午後5時。ベスト16に残った日本人は稲葉玲王と新井洋人の2名だけとなった。

 

今年も世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2019/mqs/2929/seat-pro-netanya