バーウビ・ビーチ、ポート・スティーブンス・NSW/AUS(2018年11月12日月曜日)今シーズンのWSL女子QSイベント最終戦となるQS6000「ポート・スティーブンス・トヨタプロ」。昨日男子のQS1000が終了し、本日は女子のラウンド4と5が行われ、クオーターファイナル進出のベスト8が決定した。
女子QS6000のラウンド4は3人ヒート、H3の脇田紗良は、メイシー・キャラハン、ケアラ・トモダ-バナートと対戦。H4の野中美波と前田マヒナはCTサーファーのマリア・マニュエルと対戦した。
ラウンド4で脇田紗良は、メイシー・キャラハンとケアラ・トモダ・バナートと対戦。脇田紗良は、スタートから6.83をスコアするもヒート終了5分前まで3位を強いられていた。
しかし、優先権を使ってレフトのセットをキャッチ。際どいセクションでのクリティカルなバックハンド・ターンで8.00のエクセレントをスコア。3位からトップに躍り出て、キャラハンを抑え、1位でラウンドアップを決めた。
野中美波と前田マヒナは、ラウンド4でCTサーファーのマリア・マニュエルと対戦。ヒートは好調な前田が2本の5ポイントをフォアハンドでスコアしてヒートをリード。野中美波もファーストウェイブから縦に上がるバックハンドで6.57をスコアする。前田はキープビジーでリードを広げていく。
1本しか波に乗っていない野中美波は 残り10分を切り、3位を強いられていたが、フォアハンドで3.67をスコアし2位に浮上。そしてラストウェイブでレフトを掴み5.77をスコアした野中が逆転し1位で ラウンドアップを決めた。
ラウンド5で脇田紗良と前田マヒナがマンオンマン対決。スタートから前田がレフトを掴みフォアハンドで5.00をスコア。それに対して脇田はライトブレイクをフォアハンドのソリッドターンで6.17をスコア。前田はレフトに的を絞り次々と波を掴み6.83をスコアしヒートをリードする。
脇田は優先権を持って波を待つ作戦。レフトの波を掴むもスコアを伸ばせず、優先権を失い追い込まれる脇田。残り5分を切ってアンダープライオリティーの脇田は小ぶりな波にテイクオフし2ターンを決めて4.73をスコアするが、そこまで。前田マヒナはラストウェイブでもスコアを伸ばし、ラウンド6進出。脇田は惜しくもここで敗退となった。
ラウンド5ヒート4では野中美波がメイシー・キャラハンと対戦。野中美波はセットのレフトをスタートから掴み、ビッグリエントリーを決めて、5.50をスコアしてヒートを開始。キャラハンもバックハンドでチャージし 7.50をスコアしてヒートをリードする。ヒート中盤、優先権を持って波を追いかけてた野中は、波を掴めずに優先権を失うミスを犯す。
キャラハンはライトブレイクでフォアハンドでビッグターンを決めて6.00をスコア。リードを広げていく。野中も再びバックハンドで5.00をスコア。残り時間10分を切り、ニード8.00と追い込まれた野中。優先権を持って3ターンのマニューバーを見せるもスコアは伸ばせず。最後はキャラハンがスコアを伸ばしてヒート終了。
野中美波と脇田紗良は惜しくもラウンド5で敗退となったが、QS6000イベントで9位となり、貴重な1550ポイントを獲得。恐らく現在85位の脇田紗良は50番台へ、93位の野中美波は40番台にはアップすることが予想される。
二人は来シーズンに向けた素晴らしいポイントを手に入れ、多くの自信を掴んだに違いない。
いよいよ明日はファイナルデイ。現在QSランキング14位の前田マヒナはクオーターファイナルの第2ヒートで、強豪メイシー・キャラハンと対戦する。世界を目指して、がんばれ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/wqs/2839/port-stephens-toyota-pro