バーウビ・ビーチ、ポート/スティーブンス・NSW/AUS(2018年11月11日日曜日)今シーズンのWSL女子QSイベント最終戦となるQS6000「ポート・スティーブンス・トヨタプロ」。
同時開催の男子QS1000がファイナルまで行われ、更にサイズダウンするなか、ファイナルでカレブ・タンクレッドがマイキー・マクドナーを下しQS初優勝を決めた。「QSのファイナルのような感じがしませんでしたね。マイキーとステート・ジュニアのファイナルをシェアしているようだった」と、タンクレッドは言った。
「今朝、セントラルコーストからここに戻るために4時半に出発して、ここまで遠いとは思わなかったです。マン・オン・マンの決勝はやったことがなかったので、勝ち上がりたかったです。マイクロ(グレン・ホール – カレブのコーチ)に、ワールドジュニアの前にこのイベントに参加したほうがいいと言われ参加しましたが、トロフィーを持って帰れるとは思いませんでした。」
タンクレッドは、12月1日から台湾で行われる、ワールド・ジュニア・チャンピオンシップにオーストラリアの代表で出場する。
また、今回は日本から出場した古川海夕が大活躍。男子のファイナルデイとなった本日は残りのラウンド3から再開。古川は日本の都筑百斗と同じヒートでスタートから6.33をスコアするも、後半に3位を強いられていた。しかし終盤にバックアップを6.20に塗り替えて逆転に成功。リアム・モーテンセン、サンドン・ホイッテカーを抑えてトップでラウンドアップを決めた。
ラウンド4では、ルーク・ハインド、ディーン・ボーエン、クイン・ブルースという強豪オージー3名と対戦。古川はスタートから8.17のエクセレントをスコアしてヒートを開始、しかしバックアップを見つけられず苦戦するも2位でラウンドアップを決めた。
クオーターファイナルのマンオンマンでは、今回2位となったマイキー・マクドナーと対戦。前半は古川がスコアを揃えてヒートをリードするも、マクドナーがシャープなバックハンドで7.33と7.00という2本の7ポイントをスコアして、ヒートをリード。
残り10分でニード8.56と追い込まれた古川は、マークをかわしてセットのライトブレイクをキャッチ。今大会で高得点を出しているエアリバースを成功させた。スコアはエクセレントの8.17だったが、わずかに逆転には届かず。
惜しくもセミファイナル進出は叶わなかったが、古川らしいサーフィンで勝ち上がり、来シーズンに向けた素晴らしい経験になったことは言うまでもないう。古川海夕の来シーズンの活躍に期待したい。
また、今回は男子もWSLオーストラリア/オセアニア・リージョナルの最終戦で、メレウェザーのジャクソン・ベイカーが年間チャンピオンに決定した。
本日行われなかった女子のQS6000は明日再開予定。
女子QS6000のラウンド4は3人ヒート、H3に脇田紗良は、メイシー・キャラハン、ケアラ・トモダ-バナートと対戦。H4の野中美波と前田マヒナはマリア・マニュエルと対戦。世界を目指して、がんばれ!日本!
今回の最終戦はランキングに大きな影響を及ぼす大事な試合。来シーズンに向けて一つでもランキングをアップしたい。世界を目指してがんばれ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/wqs/2839/port-stephens-toyota-pro