バーウビ・ビーチ、ポート/スティーブンス・NSW/AUS(2018年11月9日金曜日)今シーズンのWSL女子QSイベント最終戦となるQS6000「ポート・スティーブンス・トヨタプロ」がスタートした。昨日から男子はスタートし、ラウンド2までが終了。女子は2−3フィートのクリーンなコンディションでラウンド2までが終了した。
女子のイベント初日はオーストラリアのミア・マッカーシーが素晴らしいパフォーマンスを披露。19才のマッカーシーは、ファースト・ウェイブで、エクセレントの8.00をスコア。そのバックハンド・サーフィンのソリッド・ディスプレーは、本日のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアとなった。
そして、日本の大村奈央は、スモール・レフトハンダーにバックハンドのターンをシンクロさせて、15.44というここまでの大会のハイエストとなる2-ウェイブ・トータルをたたき出した。そして同じヒートを戦った仲間の橋本恋とワンツーフィニッシュでラウンド3へ勝ち上がった。
「本当に楽しかったです。波が自分のサーフィンに本当に合っていると思うので、今後数日間は、このようなコンディションが続くことを願っています。昨年もこのイベントには出場して(昨年は9位)大好きなイベントなんです。今年も出場できて嬉しいですね。今は自分の結果にあまり関心を持っておらず、いい経験をしたいだけなんです。」
また、日本の脇田紗良(JPN)は、元CTコンペティターでワールド・ジュニア・チャンピオンのローラ・エネバー(AUS)、ティア・ブランコ(PRI)、ジェス・グリムウッド(AUS)という強豪と対戦。脇田は6.50を4.80 でバックアップし、トータル11.30をスコアして1位でラウンドップを決めた。
「ヒート中は本当に緊張していました。」と、脇田は言った。「他のサーファーたちは全員素晴らしい選手で、自分自身を組み立てるのに苦労しました。自分のベストなサーフィンをしたとは思わないので、勝てたのはラッキーだったと思っています。良い波を見つけるのが難しくて、ターンが出来る波をゲットできて嬉しかったです。」
また、ISA女子U-18で3位となった野中美波も6.67と7.23でトータル13.90をマークして1位通過、黒川日菜子も14.00という高得点をマークして1位でもラウンドアップを果たした。
そのほかに、ラウンド1を勝ち上がった須田那月、女子U16 銀メダルの松田詩野、川合美乃里、都筑有夢路、田代凪沙はラウンド2で敗退となった。
明日からはライブ中継もスタート。また女子のラウンド3がスタートすればトップシード選手が登場。ラウンド3では、H3大村奈央、H4橋本恋、野中美波、H5にはラウンド3か出場の前田マヒナ、脇田紗良、H7黒川日菜子がクレジットされている。
また男子では、都筑百斗、古川海夕がラウンド2を勝ち上がっている。
今回の最終戦はランキングに大きな影響を及ぼす大事な試合。来シーズンに向けて一つでもランキングをアップしたい。世界を目指してがんばれ!日本!
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