五十嵐カノアが初の日本代表として銀メダルを獲得し、日本初の団体金メダル獲得までのダイジェスト映像

 

「こんなに日本のファンを沸かせたサーファーはケリー・スレーター以来だ」と、ビーチを埋め尽くしたギャラリーに埋もれながら感じた。今年9月に愛知県田原市で行われた「2018 アーバンリサーチ ISAワールドサーフィンゲームス」で、見事グランドファイナルまで勝ち上がり、銀メダルを獲得した五十嵐カノア。村上舜とともにWSGで日本初の個人メダル2個を獲得し、団体で日本に初の金メダルをもたらした。

 

 

今回、初めて日本代表としてISAに出場したカノア。CT選手として勝って当然とまで言われ、周囲からの期待に加え、自ら金メダルを取ると断言し、相当なプレッシャーを自分に課せて戦いに挑んだ。目標は個人と団体の2つの金メダルだった。

 

個人では日本に初の銀メダルをもたらしたが、それはカノアが望んでいたメダルの色とは違っていた。タッグチーム戦のアロハカップでも銀メダル。次の試合のために表彰式に出れなかったカノアだったが、日本の団体での金メダルの知らせを聞き心から喜んでいた。

 

 

波乗りジャパン
波乗りジャパン

 

日本チームが金メダルを取りました!ワールドゲームでの初のメダル! しかも金です!つぎはオリンピックで金メダル!」とSNSでコメント。「個人のメダルも大切だけど、チームのメダルが大切だと思います。」と言っていたカノア。試合中でもチームの中心となって、笑顔で仲間を応援する姿が印象的だった。

 

 

ツア−3年目の今シーズンはハワイのパイプラインで行われる最終戦を前に、メンズCTランキングで現在8位という自己ベストを更新し、QSランキングでは世界1位というポジションにいる五十嵐カノア。彼の目標にする世界チャンピオンへの階段を着実に登り始めている。ハワイではパイプラインの前にハレイワとサンセットの試合にも出場予定のカノア。シーズンを締めくくる活躍を見せて欲しいものだ。