写真、リポート:山本貞彦 宮崎県日向市お倉ヶ浜にて10月19日から21日まで開催される国内最大のWSL女子QSイベント「white buffalo HYUGA Pro」がスタート。大会初日の今日はR-1の16ヒートを消化して終了。
会場の波はコシハラ。風はサイドオフであまり影響はなし。午後に風がオンにまわって、面は乱すも一日通してコンスタントに波はブレイク。ただ、波自体はワイドブレイク。なので、セットの見極めが重要。
今大会は、カリフォルニアのCTサーファーであるセージ・エリクソンが初参戦。先日のロキシープロ・フランスで2位となったメイシー・キャラハンをはじめ、第1回大会の優勝者でQS世界ランク16位のデミティ・ストイル (AUS)、 10位のブリッサ・ヘネシー(CRI)、ポーリン・アドゥ、ペイジ・ハレブといったトップサーファーが続々来日して、素晴らしいパフォーマンスを見せた。
都筑有夢路
今日の一番最初のH-1。緊張したかと尋ねれば「全然です」と。なぜなら、いち早く波チエックして練習していたから。スタートダッシュで自分のサーフィンを魅せて、1位でラウンドアップ。相手選手(セージ・エリクソン)は波が小さいからか、朝一の練習はせず。だからか、待つポイントは微妙にズレていたね。
須田那月
こういう波が苦手。波を選びすぎたか。でかいヘビーな波なら対処できるものの、パワーのない小さい波は力の加減が調整できず。後で話したら、改めてそれを「自覚しました」と。これからは、そこを克服するために、「板を調整して練習します!」と前向きな答えが返ってきた。一年間、怪我でリタイヤしていたからこそ、今、サーフィンができる喜びがある。頑張れ!なっちゃん!
田代凪沙
前半はリードしていたんだけど。逆転されて追い込まれた。サーフィンは悪くない。戦い方、タクティクスが問題か。でも、上向きは感じた。Go!Next!
松田詩野
前半はフィニッシュの処理が甘かったものの、後半はアジャストして持ち直し。コンペに慣れてきたか、戦い方も堂々としたもの。こんだけ毎週戦ってきたら、それは上手くなるね。
中塩佳那
波を選ぶより、来た波で演技。リズムを自分で作った。最後はプライオリティも上手く使って、明日へつないだ。
宮坂莉乙子
悪くなかったんだけどな。単発すぎたか。
大村奈央
1本乗ってから、全く動かず。順位は3位。逆転に必要なポイントは3.20。最後まで波を待つ。終了3分前でゲットした波でレフトへ。これが3.70ポイントで2位に。それにしても、待てるとこがスゴイ。海外で戦って来た実績があるからこその結果。
脇田紗良
先週の悔しい結果からの試合。やはり先攻で、自分のできることを100%やる。この繰り返しが選手を強くする。
宮坂麻衣子
ここのところ上り調子の麻衣子。アグレシッブな攻めは好感。ただ、単発になることが気になるとこだったが、この試合は違った。流れを自分でつかんで、技を連発。これができれば、上位は狙える。
前田マヒナ
朝一の練習で、小さい波に愚痴をこぼしていたけど、試合となれば別。上げ込みで風が入る状況でも、波を見極めてハイパフォーマンス。サスガです。
川合美乃里
終日、会場左で選手全員が演技していたポイントを離れ、一人右のテトラ寄りへ。ここで2本まとめたら、すかさず左へ移動して相手選手にプレッシャー。これができるのは、普段の練習があるからこそ。明日も期待。
馬庭彩
大澤宥南
加藤里菜
松永莉奈
松永莉奈、加藤里菜、大澤宥南、馬庭彩。攻めてたけど。ここは場数踏んで、練習あるのみ。一歩ずつ着実に実力をつけていきましょう。
大会前日には参加選手、役員、協賛各社、地元関係者が交流することを目的とする前夜祭が行われた。white buffaloライダーとCTサーファーのフォトセッションでは、宮坂莉乙子、麻衣子、田代凪沙、松田詩野、川合美乃里、須田那月、セージ・エリクソン、ディミティ・ストイル、メイシー・キャラハン、ポーリン・アドゥ、ペイジ・ハレブが
会場内に着付けコーナーがあったので、みんな着替えて、ポーズ。似合ってますね。
■大会概要
大会名 : 『white buffalo HYUGA PRO QS3000』
開催期間 : 2018年10月19日(金)~10月21日(日)
開催時間 : 7:00~16:00 ※天候により変更有
開催会場 : 宮崎県日向市「お倉ヶ浜」
賞金総額 :3,000,000円(US$30,000)
カテゴリー : Women’s Qualifying Series / 女子ショートボード80名
特別協賛 : white buffalo(株式会社ケイズプロジェクト)
http://www.worldsurfleague.jp/2018/white-buffalo/