写真、リポート:山本貞彦 今年12月に台湾で開催されることが決まったジュニアの世界チャンピオン決定戦である、WJCワールドジュニア・チャンピオンシップのアジア代表選考を兼ねた、WSL ASIA/JAPAN「南房総ジュニアプロ」は大会最終日、ジュニア男子、女子、Cade(U-16)のファイナルまでが行われた。
会場のコンディションは台風から熱帯低気圧が日本海側を移動したことで、朝から南西のサイドオフで強風。天候は晴れで夏が戻ったような気温となった。波のサイズはムネカタ。今日はライトよりレフトの方がポテンシャルがあるか。ただ、風の向きに逆らうことで、きっちりレールワークが出来ないと不利かも。男子
優勝:金沢呂偉
2位:和井田理央
3位:古川海夕
4位:西優司
南房総市長賞:金沢呂偉
金沢呂偉
どんな状況でも自分のサーフィンができるのは驚き。昨年の成績(セミで敗退)を上回ることが目標として、優勝は立派。おめでとう!
和井田理央
優勝候補でありながら、波の変化に対応できなかったか。それでもキレた演技は、ジュニアの中でも群を抜いている。
古川海夕
積極的に攻めて、ヒート中盤まではトップ。その後、追い上げを食らうも波乗りのキレは良かった。これで自信がつけば、次週の伊勢でも結果を残すだろう。
西優司
セミではダントツのぶっちぎり。このまま優勝かと思いきや、ピークはここまでだった。決勝ではコンディションの変化に対応が’遅れ、点が伸びず4位。それでもこのサーフィンができれば、いつでも優勝はできる。
森友ニ
前半の波を待ちすぎたか。攻めキレなかった。乗れば勝てるけど、乗らなけらばどうしようもない。
女子
優勝:松田詩野
2位:野中美波
3位:西元ジュリ
4位:都筑有夢路
松田詩野
この千歳ポイントではいつも練習しているだけあって、波を理解していた。河村海沙コーチのアドバイスもあって、今大会2連覇。おめでとう!WJCに参戦できれば、そこでも結果を残したいとコメント。
野中美波
サーフィンのキレが増した。小柄ながらサーフィン自体が大きく見える。レールワークが上手くなった。
西元ジュリ
サーフィンは一番パワフルだった。ただ、プライオリティもあり、波の選択が後手後手だったか。
都筑有夢路
サーフィンはすごく良かったんだけどね。ポジショニングに迷いがあったか。これも経験。次につなげましょう。
脇田紗良
サーフィンは調子悪くないからこその悔しいセミでの敗退。その悔しさがあるから、次の成長につながる。ウェイドコーチからもアドバイス。次戦は巻き返しだ。
CADET
優勝:平原颯馬
2位:伊東李安琉
3位:松原渚生
4位:鈴木耀竣
平原颯馬
プロジジュニアで敗退したことで、このCADETでは絶対優勝したかった。有言実行。バックサイドのライト狙いが見事当たって、最後までリードを譲らず優勝。おめでとう!
伊東李安琉
ヒートブレイク中も一人、海に先に入って練習。飛ぶような止まらないサーフィンでこのまま行くかと思いきや、優先権にやられた。ここでリズムが崩れ、思うような演技ができず。でも、爆発的なサーフィンはワクワクする。
松原渚生
全てのヒートでスタートしてすぐ演技。これって簡単にできることじゃない。リズムを作ることを心がけてファイナルまで来たが、その後が続かず。次回に期待。
鈴木耀竣
セミでの大逆転は見事。最後まで諦めずに攻めたことで、決勝進出。しかし、ファイナルでは波を選びすぎたか。これも経験。敗戦は大きな収穫だからね。
村田嵐
和光大コーチとの反省会。勝ったり、負けたり。いや、負けることの方が多いのがコンペ。そこで何を学ぶか。ここは焦らず、くさらず。コンペの本質は深い。次につなげましょう。期待してるよ。
加藤将門
コンテストのオーガナイザーでヘッドジャッジ。今日が誕生日でみんなからケーキのプレゼント。誕生日おめでとうございます。
萩田泰智は、今回セミファイナルで惜しくも3位敗退。
安室丈はセミファイナルで4位敗退。
中塩佳那はセミファイナルで4位敗退。
馬庭 彩はセミファイナルで3位敗退。
川瀬心那はセミファイナルで4位敗退。
田原啓江
今大会ではデリバリーバンで選手、観客をフォロー。現在は「THE CHIKURA UMI BASE CAMP」に携わっている。ここにしかない大人の秘密基地。高貫佑麻を迎えて、新しい海の遊びを提案。https://www.chikuraumi.basecamp.style/
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