撮影、取材:山本貞彦、2018年9月17日(月)「2018 アーバンリサーチ ISAワールドサーフィンゲームス」大会2日目。本日はAポイントでは、男子のラウンド1の残りの4ヒートからスタート、続けて男子ランド2の16 ヒート、女子のラウンド2の8 ヒートが行われた。
Non-Stop Action in Tahara, World’s Best National Teams Impress at 2018 UR ISA World Surfing Games
本日の波乗りジャパンは、ラウンド1の最終ヒートに五十嵐カノアが登場して、ファンの期待に応えて高得点でラウンドアップ。
ラウンド2では、大原洋人、村上舜ともに1位通過を果たし、本日2度目の登場となった五十嵐カノアもトップでラウンド3へ勝ち進んだ。
女子では、橋本恋が終了間際の大逆転で2位通過、黒川日菜子は1位通過、川合美乃里は4位で敗者復活戦のリパチャージへ回った。
注目の五十嵐カノアは、ラウンド1で9.17と7.17の2ウェイブで、16.34というイベントのハイエスト・ヒート・トータルをマーク。
また村上舜もラウンド2で15.44というイベントのセカンド・ハイエスト・ヒート・トータルを叩き出し、ストロング・ジャパンを印象付ける圧巻のパフォーマンスを披露した。
ロングビーチは晴れ。風はサイドオフ。サイズは下がる予報だったが、波は頭から頭半。
今日のトップバッターは五十嵐カノア。男子のR-1の最終ヒートの32。観客はカノア目当てで、朝から多くの人が集まる。
このところのインタビューでも自信がみなぎっている感。それは間違いなかった。決して楽なコンディションではなかったものの、波を仕切る。自分のできること、すべきことを瞬時に判断。パーフェクトに攻めて9.17ポイント!格の違いを魅せてラウンドアップ。
もちろん次のR-2でも、コンディションが大きく変わっても波をじっくり待つ。それでも、セットの張る波は見逃さず、できる最大の演技をする。また、それを失敗しない。これこそが大会で勝つ秘訣。
大原洋人
このヒートは波が止まった。自身も「待っているとこが違うのでは?」と不安になったそうだ。でも、さすがなのはそこでの切り返し。ミドルからの演技ですかさずつないで、アベレージの点を獲得。優先権がなかったことを逆手にとって、2本をまとめて次のR-3へ。
村上舜
やはり、波は不規則。なので、ライトに乗って、誰もいないレフト狙い。そして、左奥に一人。スピードあるリエントリーの大きなスプレーが飛ぶ。あとで聞いたら、最初からその作戦だったとのこと。いやー、クレバーな戦い方でした。
橋本恋
昨日とは違ったコンディションながら、女子にはハード。風もサイドオフでレフトはもろに風を受ける。なので、ライトで攻めてポイント重ねるも3位に転落。ニードは3.00ポイント。終了間際に入ったレフトに迷わずテイクオフ。一発当てたのみだったが、これが3.70ポイントで大逆転で明日へつないだ。
黒川日菜子
今日は果敢に攻めた。うまく張る波をセレクトできたことで、アベレージを2本。これで1位通過。グッドジョブ!です。
川合美乃里
今日の最終ヒート。波を見つけられない。流れがあったとはいえ、ポジショニングも良くなかった。普段ならもっと乗れたはず。
今日の日本人選手は全員がラウンドアップ。その焦りか、プレッシャーか。やはり、メンタルが課題か。でも、これで大会敗退が決定したわけではない。明日のリパチャージで勝てば良いのだ。今日の反省を活かし、気持ちを切り替えて明日からGo!
舜がピースマークにインアンドヤンのマークを描いたら、洋人は謎の絵を描いた。
会場のそばの小高い山の上にステージと出店が。
試合を見ることができるオーロラビジョンも設置。
上山キアヌ久里朱も波乗りジャパンの応援に駆けつけた。
明日の予定。
Podium A
7:00am-8:20am: 女子ラウンド2の残りの4 ヒート
8:20am-11:00am: 男子ラウンド3の8 ヒート H2に大原洋人、H3に村上舜、H8に五十嵐カノア
11:00am-12:20pm: 男子ラウンド4 の4ヒート
12:20pm-2:20pm:女子ラウンド3の 6 ヒート 橋本恋はH2、黒川日菜子はH4、
2:20pm-3:00pm: 男子ラウンド5の2ヒート
3:00pm-4:00pm: 女子ラウンド4の3 ヒート
Podium B
7am-9:00am: 男子リパチャージ3の8ヒート
9:00am-12:00pm: 女子リパチャージ2の12 ヒート 川合美乃里はH7
12:00pm-2:00pm: 男子リパチャージ4の8 ヒート
2:00pm-3:30pm: 女子リパチャージ3の6ヒート
3:30pm-4:30pm: 男子リパチャージ5の4ヒート
明日の日本代表選手
男子ラウンド3では、H2に大原洋人、H3に村上舜、H8に五十嵐カノア。
女子ラウンド3では、橋本恋はH2、黒川日菜子はH4。
リパチャージ2へ回った川合美乃里はH7にクレジットされた。
金メダルを目指して、がんばれ!日本! Go!Naminori Japan!
日本語のライブ中継はこちら。https://isasurf.org/wsg/2018/es/live/?id=jp
■大会開催概要
大会名称:2018 アーバンリサーチ ISAワールドサーフィンゲームス
(英字) 2018 URBAN RESEARCH ISA WORLD SURFING GAMES
開催期日:2018年9月15日(土)~9月22日(土) =8日間=
開催場所:愛知県田原市赤羽根町大石海岸(ロングビーチ)
主催 :国際サーフィン連盟(International Surfing Association:ISA)
主管 :2018 ISAワールドサーフィンゲームス実行委員会
(大会長:酒井 厚志 日本サーフィン連盟理事長、
大会長代行:山下 政良・田原市長、ほか)
参加国数:42ヶ国・300名(予定)
ISA大会公式ホームページ : https://www.isasurf.org/wsg/2018/en/
実行委員会大会公式ホームページ: http://www.wsg-tahara.jp
実行委員会ツイッター: https://twitter.com/surf_tahara
■大会スケジュール
9月18日(火) 7:00~16:00《競技》ロングビーチ
9月19日(水) 8:00~16:00《競技》ロングビーチ
9月20日(木) 8:00~16:00《競技》ロングビーチ
9月21日(金) 8:00~16:00《男子決勝・競技》ロングビーチ
9月22日(土) 8:00~16:00《女子決勝・競技》ロングビーチ
競技終了後 《表彰式》ロングビーチ
※上記スケジュールは、波のコンディション等により変更となる場合があります。