2年後に迫った東京オリンピック・パラリンピック。その東京2020大会で新たに採用される競技となった「サーフィン」に興味を持っている、関係者のためのサーフィン体験会が、BEWETでお馴染みの株式会社サンコー千葉工場のある一松海岸で行われた。
当日は朝9時からスタート。まず工場内でウエットスーツが出来上がるまでの工程の説明を聞いて、早速ウエットスーツに着替えて海へ。
今回参加した30名分のスーツは参加する人のために既製サイズのオーダーで新品のスーツが用意された。このスーツは未発表のAQUSEA:UNIVERSAL WETSUITS。「誰もが海へ入れる世界を目指す」をコンセプトに来シーズンに向けて開発中。人体と環境に優しい水溶性の接着剤を使用し、脱着が容易な最新システムを採用している。これまでのウエットスーツの既成概念に囚われないニュータイプのスーツとして注目されそうだ。
サーフィン体験会は、日本サーフィン連盟の副理事長である井本公文さんが中心となりスタート。台風の影響で波は少し大きかったものの、インストラクターの人たちの親切丁寧な指導で、みなさん次々とテイクオフに成功。本当に心からサーフィンを楽しんでいる笑顔が印象的だった。
2つのチームで交互に入水し、2ラウンドを行って昼食タイム。昼食はこの春にJR上総一ノ宮駅前に新しくできた『角打ちカフェ エキスタ』で千葉の海で獲れた海の幸を使った海鮮弁当に舌鼓。
昼食後、午後ラウンドに挑戦する、早くもサーフィンの魅力に取り憑かれた人の姿もあった。午後も焼け付くような真夏の日差し、でも海の中は火照った体を冷やしてくれた。笑顔が溢れるサーフィン体験会。今日ここでオリンピックに携わる人たちが、サーフィン体験をしたことによって、新種目の「サーフィン」に対する思いが変わったことだろう。
みんなの笑顔を見れば、それは説明するまでもない。オリンピック競技にサーフィンが採用されたことで、一人でも多く人がサーフィンのライフスタイルを知り、体験し、触れ合える機会が増えることが、我々が望んでいることなのだと思う。
取材協力:株式会社サンコー エキスタ https://ekista.net/