小林桂が高得点でラウンド3進出。安室丈もラウンド2へ。VANS USオープン・オブ・サーフィン

ローカルナレッジを発揮し高得点をたたき出した小林桂© WSL / Rowland

ハンティントン・ビーチ、カリフォルニア/USA(2018年7月30日月曜日)-「2018 VANS USオープン・オブ・サーフィン presented by Swatch」 は、今日に2~3フィートのハンティントン・ビーチ・ピアのサウスサイドでコールオン。メンズQS 10,000のラウンド1のH1-8、ラウンド2のH1-8が行われた。

 

キラ・ピンカートン(USA)© WSL / Rowland
キラ・ピンカートン(USA)© WSL / Rowland

 

また本日は、女子CTのトライアルが行われ、北アメリカのハイエスト・ランキング・ジュニア・サーファーである、キラ・ピンカートン(USA)がCTワイルドカードをゲットした。

 

コロへ・アンディーノ© WSL / Rowland
コロへ・アンディーノ© WSL / Rowland

 

 ラウンド2からはCT選手も登場するなか、本日のラウンド1には、日本選手の安室丈、カリフォルニア在住で日本のJPSAでも活躍する小林桂、昨年のWSLアジア・チャンピオンであるインドネシアの和井田理央が登場。

 

バックハンドが冴える小林桂© WSL / Rowland
バックハンドが冴える小林桂© WSL / Rowland

 

朝のオープニングヒートに現れた小林桂は、スタートから目の覚めるようなバックハンド・アタックを披露。7.00をスコア。さらにバックアップを6.37として、ヒートスコア13.37でトップ通過を果たした。

 

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ラウンド2では、CTルーキーのウィリアン・カルドゾ(BRA)、今年一宮オープンで優勝したライアン・カリナン(AUS)、カルロス・ムニョス(CRI)と対戦。ここでもピアに向かってブレイクするレフトを見事なウェイブ・セレクションでつかみ、高得点を叩き出して1位でラウンド3へ勝ち上がった。今年のUSオープンは小林の活躍に期待したい。

 

「素晴らしい選手とのヒートでした。」と、小林は言った。「ウィリアン(カルドゾ)はウルワツで優勝したばかりです。彼は厳しい戦いを長い間続けてCTに入った尊敬する選手です。今朝は自分の出来ることをやろうと思いました。そして、2つの良い波を掴み、素晴らしいヒートを組み立てることができましたね。昨年は初めてQSを回った年で、ジュニアとの違いを痛感した一年でしたね。今日は自分自身に最高のチャンスを与えるために良い波に乗れたように感じました。」

 

安室丈 © WSL / Rowland
安室丈 © WSL / Rowland

 

ラウンド1のH3に登場した安室丈。波数の少ないスローな展開の中で安室丈は、セットの波を奪い3.17をスコア。続けて3.83をスコアしてトータル7.00をスコアしてトップを走る。対戦相手の一人であるオニー・アンワーはヒート中盤にベストウェイブをキャッチして7.00をスコア。

 

3位を強いられた安室は、終盤にビッグセットを掴み、バックハンドでビッグターンを決め、リフォームするインサイド・セクションをメイク。6.17をスコアして2位へ浮上。

 

しかし、激しいデッドヒートが繰り広げられる中で再び3位へ追いやられる安室は、素晴らしいカーヴィングターンをコネクトしてインサイドまでコンプリートし6.73をスコア。再び2位に返り咲いてラウンドアップを決めた。この最後まで諦めない強いハートで勝ち進め!

 

 

 和井田理央はクリスチャン・キマーソン、ミッチ・クルーズ、フィン・マギルと対戦。ヒート終了間際間で2位をキープしていた和井田だったがワンライドのみだったクルーズが終了間際に大逆転。3位に押し出された和井田は惜しくもここで敗退。悔しく水面を叩く和井田理央だった。

 

明日はメンズQSラウンド2から再開予定で、2015年のUSオープン・チャンピオンである大原洋人がH13に、H14に新井洋人、H21には昨年のUSオープン・チャンピオンである五十嵐カノアが登場する。

 

その後はジュニアのQF、セミが行われる予定。QF2に上山キアヌ久里朱、QF3に安室丈が出場となる。

 

世界を目指す、彼等の活躍を期待しエールを送りたい。頑張れ!日本!

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2764/vans-us-open-of-surfing

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/wct/2765/vans-us-open-of-surfing

http://www.vansusopenofsurfing.com/2018-surf