ピーターソン・クリサント(BRA)がQS最高グレードの10000イベントで優勝。ランキングトップに。

QS10000で優勝したピーターソン・クリサントPHOTO: © WSL / Cestari

現地時間2018年6月30日土曜日:南アフリカ東海岸のバリートで開催されていた今年初のWSL男子QS最高グレードの10000イベント「バリート・プロ pres by Billabong」が終了。ピーターソン・クリサント(BRA)が、経験豊かなオーストラリアン・コンペティターのジャック・フリーストーンを下し優勝した。

ピーターソン・クリサントPHOTO: © WSL / Cestari
ピーターソン・クリサントPHOTO: © WSL / Cestari

イベントを通して、得意のエアマニューバーで高得点をたたき出したクリサント。今回の優勝で26才のクリサントは一気にQSランキング42位からトップへジャンプアップした。「メジャーイベントで優勝するために一生懸命トレーニングをしてきました。自分にとって素晴らしい瞬間です。」と、意気揚々としたクリサントは言った。「今回の優勝で今年の後半が有利になります。さらにトレーニングが重要になりますね。」

ジャック・フリーストーンPHOTO: © WSL / Cestari
ジャック・フリーストーンPHOTO: © WSL / Cestari

また2位結果となったフリーストーンは、8,000ポイントを獲得し、QSランキング158位から5位のポジションへジャンプアップ。「バリート再び戻って来れて嬉しい。このイベントはQSの中でも自分の大好きなイベントなんです」と、フリーストーンは言った。「このイベントでは、クオーターまで勝ち上がれたことがなったんです。ランキングでも5位となって、この調子を続けたいですね。」

グリフィン・コラピントPHOTO: © WSL / Cestari
グリフィン・コラピントPHOTO: © WSL / Cestari
グリフィン・コラピントPHOTO: © WSL / Cestari
グリフィン・コラピントPHOTO: © WSL / Cestari
ウェイド・カーマイケルPHOTO: © WSL / Cestari
ウェイド・カーマイケルPHOTO: © WSL / Cestari

 

今シーズンの超大型ルーキーのグリフィン・コラピント(USA)は、今回のQSイベントでも大活躍。同じルーキーでオーストラリアン・パワーハウスのウェイド・カーマイケルとクオーターファイナルで激突し、カーマイケルが2本のエクセレントで粉砕。どちらも本日から開幕するJベイ・オープンでどんなサーフィンを見せてくれるか楽しみなサーファーだ。

 

Seth Moniz (HAW) PHOTO: © WSL / Cestari
セス・モニーツ(HAW)PHOTO: © WSL / Cestari

 

クオーターファイナルで、ブラジリアンのクリスチャン・キマーソンを下して、セミファイナル進出を果たしたハワイアンのセス・モニーツ(HAW)。トラディショナル・パワー・サーフィンと、ラディカルなエンド-セクション・ムーブを見せたが、今回優勝したクリサントに敗れた。

 

しかし千葉一宮オープンでの準優勝に続き、今回の3位入賞でQSランキングは2位へジャンプアップ。この調子で後半戦を切り抜ければ来季のクオリファイも夢ではない。がんばれ!セス!

 

今シーズンの前半戦の山場となったQS10000が終了し、日本選手もランキングの動きがあった。今回17位でフィニッシュした 五十嵐カノアは、ランキングを9位上げて20位、同じく17位でフィニッシュした大原洋人 は、27位ランキングを上げて52位、そのあと71位 稲葉玲王、110位 新井洋人、140位 大橋海人 、142位 西慶司郎、172位 村上舜 、192位 仲村拓久未と続く。次回のQS10,000イベントは、カリフォルニアのハンティントンビーチで開催される「USオープン」となる。

 

 

世界を目指して戦い続ける彼らにエールを送りたい。頑張れ!日本!

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2742/ballito-pro-pres-by-billabong

http://theballitopro.com/