五十嵐カノア、バリは25位でフィニッシュ。WSL-CT第5戦「Corona Bali Protected」大会3日目

五十嵐カノア PHOTO: © WSL / Cestari

クラマス、バリ/インドネシア(2018年5月29日火曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)男女第5戦「コロナ・バリ・プロテクテッド(Corona Bali Protected)」は大会3日目。本日は男子のランド2の残りの6ヒートのみが行われた。

Day 3 Highlights – From the Corona Bali Protected

イズキール・ラウ(HAW)PHOTO: © WSL / Cestari
イズキール・ラウ(HAW)PHOTO: © WSL / Cestari

 

ハワイアン・パワーハウスである現在世界6位のイズキール・ラウ(HAW)は、ラウンド2のヒート10で、カリフォルニアのパトリック・グダスカス(USA)に対する圧倒的な勝利で、彼のソリッド・フォームを続けた。ラウのレール・ゲームは完全にクラマスのビッグ・オープン・ウォールとシンクロし、ヒートトータル15.57というイベントのハイエストスコアを叩き出した。

 

五十嵐カノア PHOTO: © WSL / Cestari
五十嵐カノア PHOTO: © WSL / Cestari

 

サイズダウンしバレルのないクラマスで、現在世界ランク16位の五十嵐カノアは、ラウンド2で2018CTルーキーであるジェシー・メンデス(BRA)と対戦。

 

 

カノアはファーストウェイブからテールブロー・リバースで6.33をスコア。メンデスもシャープなバックハンドで5.00をスコアし応戦する。

 

バックハンドのエアリバースを武器にアンダープライオリティでチャージを続けるメンデスが僅かにリードする。ヒート中盤に優先権を持って波を掴んだカノアだったが、ファーストマニューバーのエアが決まらずスコアを伸ばせない。

 

2018CTルーキー・ジェシー・メンデス(BRA)PHOTO: © WSL / Cestari
2018CTルーキー・ジェシー・メンデス(BRA)PHOTO: © WSL / Cestari

 

残り時間10分、カービングとスナップで4.23をスコアして逆転するカノア。ニード5.57でメンデスが3つのソリッド・マニューバーで5.73をスコアして再びトップを奪う。更にリードを広げるメンデス。

 

ニード6.01と追い込まれたカノアは、優先権を持ってラストウェイブをゲットするがエアをメイクできずワイプアウト。シーソーバトルの末、今シーズン3度目の最下位を受け入れることとなった。次のウルワツは既にマーガレットリバーで負けているので、カノアの出番はなし。次は南アフリカのJベイでの戦いとなる。頑張れ!カノア!がんばれ!日本!

 

フレデリコ・モライス(PRT) PHOTO: © WSL / Cestari
フレデリコ・モライス(PRT) PHOTO: © WSL / Cestari

スローなスタートとなった今日のオープニング・ヒートでフレデリコ・モライス(PRT)とイアン・ゴウベイア(BRA)が対戦。モライスは彼のトレードマーク・パワー・ラップでヒートをコントロールした。「ヒートのファースト・ウェイブを掴むことが常に重要だった」と、モライスは言った。

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コナー・オリアリー(AUS)

2017年のルーキー・オブ・ザ・イヤーのコナー・オリアリー(AUS)は、2018CTルーキーのトーマス・ヘルメス(BRA)に敗れた。今シーズン前半は厳しい戦いを強いられている、ツアー2年目のコナーは現在ランキング30位。ここが踏ん張りどころだ。

マット・ウィルキンソン(AUS)PHOTO: © WSL / Cestari
マット・ウィルキンソン(AUS)PHOTO: © WSL / Cestari

ワールド・タイトル争いをするほどの選手でありながら、今シーズンは28位という以外なランキングを強いられているマット・ウィルキンソン(AUS)。ラウンド2では、バックハンドのトレードマーク・フックを実行し、2つの7-ポイント-ライドでジョアン・ドゥルー(FRA)を破りラウンド3へ勝ち上がった。

 

「そろそろ良い結果を出せてもいい頃なので、ここで勢いに乗りたいところだね。」と、ウィルキンソンは言った。「ウルワツのCTに出られないことにマジで怒ってんだ。だから、コロナバリで幾つかヒートをメイクしたかった。今年は良いスタートを切れなかったけど、サーフィンの調子は良い。ヒートで良い波をつかめるんだけど、バックアップが見つけられないんだ。あのヒートで全てが変わって、勢いをつけたいね。」

 

ネクスト・コールは日本時間2018年5月30日午前7時15分。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mct/2714/corona-bali-protected

 

Corona Bali Protected Remaining Men’s ラウンド2結果:
ヒート7:フレデリコ・モライス(PRT)12.07 def.イアン・ゴウベイア(BRA)8.43
ヒート8:マット・ウィルキンソン(AUS)14.94 def.ジョアン・ドゥルー(FRA)7.00
ヒート9:ジェシー・メンデス(BRA)12.33 def.カノア五十嵐(JPN)10.56
ヒート10:イズキール・ラウ(HAW)15.57 def.パトリック・グダスカス(USA)8.67
ヒート11:マイケル・ロドリゲス(BRA)11.40 def.ヤゴ・ドラ(BRA)11.27
ヒート12:トーマス・ヘルメス(BRA)12.66 def.コナー・オリアリー(AUS)11.34

Corona Bali Protected Men’s Round 3 Matchups:
ヒート1:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対ジェシー・メンデス(BRA)
ヒート2:ミシェル・ボレーズ(PYF)対イズキール・ラウ(HAW)
ヒート3:オーウェン・ライト(AUS)対ウィリアン・カルドゾ(BRA)
ヒート4:エイドリアン・バカン(AUS)対マイケル・ロドリゲス(BRA)
ヒート5:マット・ウィルキンソン(AUS)対グリフィン・コラピント(USA)
ヒート6:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対マイキー・ライト(AUS)
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)対マイケル・フェブラリー(ZAF)
ヒート8:フレデリコ・モライス(PRT)対ジェレミー・フローレス(FRA)
ヒート9:ジョーディ・スミス(ZAF)対コナー・コフィン(USA)
ヒート10:イタロ・フェレイラ(BRA)対トーマス・ヘルメス(BRA)
ヒート11:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対ジョエル・パーキンソン(AUS)

Corona Bali Protected Women’s Pro Round 1 Matchups:
ヒート1:タイラー・ライト(AUS)、ジョアン・ディフェイ(FRA)、ココ・ホー(HAW)
ヒート2:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)、キャロライン・マーク(USA)、ブロンテ・マコーレー(AUS)
ヒート3:ステファニー・ギルモア(AUS)、セージ・エリクソン(USA)、キャロル・エンリケ(PRT)
ヒート4:レイキー・ピーターソン(USA)、キーリー・アンドリュー(AUS)、ペイジ・ハレブ(NZL)
ヒート5:カリッサ・ムーア(HAW)、シルヴァナ・リマ(BRA)、コートニー・コンローグ(USA)
ヒート6:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、マリア・マニュエル(HAW)