今年も横浜赤レンガで音楽とアートのカルチャーフェスティバル「GREENROOM FESTIVAL」が開催された。

2018年5月26日(土)、5月27日(日)の2日間にわたって、横浜・赤レンガ地区野外特設会場にて、ビーチカルチャーとサーフカルチャーをルーツに持つ、音楽とアートのカルチャーフェスティバル『GREENROOM FESTIVAL’18が開催された。

greenroom2018

 

今年も会場には真夏を思わせる晴天に多くの人が集まり、2日間に渡るフェスは大盛況。今回は、レゲエの大御所であるジミー・クリフ、カリフォルニアの伝説的スカ・パンク・バンドのサブライムなどビッグアーティストも出演し大成功で幕を閉じた。

 

2020年の東京オリンピックではサーフィンやスケートボードなどが新たに行われるが、このグリーンルームの実績には、国際オリンピック委員会(IOC)も注目しており、サーフィンの持つ競技性とカルチャーを融合させることの重要性を話し、グリーンルームを成功している運営モデルとして五輪へ向けて参考にしたいと、千葉の会場がフェス仕様の方向であることを示唆した。

 

サーフィン関係者にしてみれば、この赤レンガの集客とサーフィンイベントの融合というのは誰もが思い描いていたこと。それがオリンピックで実現すれば夢のような話ではないか。ISA会長による「プールではなく千葉の海で開催する宣言」が報道され広まっているが、少しづつ再来年に向けて動き始めている。

 

 

rvca
RVCAのブースでは、イケメン・ビッグウェイバーでアーティストのダニー・フラーが女子に大人気
breepoort
ブリー・ポート

 

赤レンガ1号館の2階で行われた海を感じることの出来るアートギャラリーでは、お馴染みの国内外のアーティストが集結。中でも今回大人気で展示したアートが完売したのがハワイ在住のブリー・ポート。ルックスもダイアナ妃を思わせるキュートな出で立ちでファンを魅了した。

 

 

BREE-POORT
展示されているが作品は完売状態だったブリー・ポート。今年彼女の作品を買った人はラッキーだ。それぞれの作品は実在するビーチをイメージして作られている。

 

カリフォルニアのサン・クレメンテ出身で、オアフ島ノースショアを拠点とするブリー・ポート。大学でレジンを使ったアートを学び、現在はオアフ島で大人気のアーティストのひとりとなっている。

 

彼女の作品は、ベースとなる無垢の木を砂に見立て、美しい海の青さと崩れる白波を絶妙なグラデーションで表現。空中から見たきれいな海の感動をそのまま描いている。何層にも塗り重ねられたレジンが立体感や深みや質感を与えている。間違いなく注目のアーティストだ。

 

 

今年、写真集を出版した芝田満之さんも出展
今年、写真集を出版した芝田満之さんも出展

花井祐介

動物をモチーフにサーフィンの世界観を表現するジョナス・クレアッソン。今年ブレイクでサイン会も行われる人気に。
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日本の美的感覚とアメリカのレトロなイラストレーションを融合した独自のスタイルを形成し、世界的なアーティストとなった花井祐介
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グリーンルームの常連であるマシュー・アレン。ソフトなタッチで日本のファンの心をつかむ、南カリフォルニア出身のアーティスト
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ネイサン・マッキーはオレゴン州、ポートランド在住のイラストレーター・アーティスト。マッキーのイラストレーションはシンプルな線とフラットな色使いによる切り絵
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カリフォルニアのエリック・アベルのアートは、サーフィン系アパレルでも多く採用されている
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今年も開催されたHouse of Vans の特設ステージにはアレックス・ノストとレジェンド・スケーターのトニー・アルバも登場
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