レモー、カリフォルニア/USA(2018年5月6日日曜日)ケリー・スレーターが開発に携わった、噂のワールドクラスのハイパフォーマンス・ヒューマン・メイド・ウェイブ「WSLサーフ・ランチ」が一般公開。
そして、WSLサーフ・ランチで初のワールド・サーフ・リーグ特別戦に世界屈指のトッププロが集結。オリンピックを意識した男女5人編成チームによる国別団体戦「ファウンダーズ カップ・オブ・サーフィン presented by Michelob ULTRA Pure Gold.」が行われ、ジョーディ・スミスがキャプテンを務めた、南アフリカ、日本、タヒチ、ニュージーランドという多国籍のワールド・チームが優勝した。
昨日行われた予選1回ランと2回ランの途中結果では、USAチームがトータル80.83でトップ。2位にトータル75.82のオーストラリア・チーム、3位にトータル75.33のワールド・チーム、ブラジル・チームはトータル72.3で4位、ヨーロッパ・チームはトータル72.12で5位という順位だった。
本日は予選3回目のランが行われて、1位のアメリカは変わらず、2位にブラジル・チームが躍り出てファイナルゲームに駒を進めた。一方、3位はオーストラリア・チームとワールド・チームが同点でサーフオフが行われた。これは各チーム男女1名が出場し、各選手は1本の波に乗り、2名のトータルスコアで勝敗を決定。ワールドチームが勝ってファイナル進出を決めた。
3人ヒートが5ヒート行われるファイナル。ファイナルに残った3チームの15名の選手は、ヒートごとにレフトとライト1本ずつ合計2本の波に乗り10点満点で採点。ファイナルは予選ラウンドとは異なり、順位にポイントがついてチームトータルとして加算される。
ヒート1〜3は、1位が2点、2位が1点、3位が0点。ヒート4〜5は、1位が4点、2位が1位、3位が0点。ヒート1ではメディーナが1位で2ポイントを獲得。ヒート2ではレイキーが1位で2ポイント獲得。ヒート3ではカノア五十嵐が1位で2ポイントを獲得。この時点でアメリカが2ポイント、ブラジルが3ポイント、ワールドが4ポイントでワールドチームが僅かにリードした。
獲得ポイントが上がる最後の2ヒートでは、女子対決のヒート4でシルヴァナ・リマが1位となり4ポイントを獲得して逆転。勝敗は最終ヒートまで持ち越しとなり、ケリー・スレーターUSAチーム・キャプテンとブラジル・チームのフィリーペ・トリード、ワールド・チームのジョーデイ・スミスが対決。プレッシャーのなかで、スミスは驚異的なファイナル・ライドで大逆転勝利を決めた。
ジョン・ジョン・フローレンスは、昨日の予選2回ランで9.80をマークしたエアでクイックシルバー・ベスト・エア賞を受賞。
パーフェクト10をマークしたトリードは、コンテストのトップ-スコアリング・ウェイブをマークし、ジープ・ベスト・ライド賞でジープ・ラングラーをゲット。
ガブリエル・メディーナ・キャプテンは、ファイナルのハイエスト・スコアとなった驚くべき9.67をマークした。
大会初日のUSAチームは誰にも止められない勢いがあった。チーム・キャプテンのスレーターはファイナル・ライドで、素晴らしいサーフィンを見せたが、僅か0.2ポイント差で敗れた。
「大成功だったと思う」とスレーターは言った。「このサーフランチで、何が起こっているのかを分からない人から、大切なサーフファンまで、誰もが楽しい時間を過ごした。それがみんなにうまくトランスレートされて、笑顔が溢れていたと思う。他のチームは最終的に少し調子を上げたようだね。我々は結束力を高めていたが、他のチームはファイナルへ向けた良いアプローチだった。」
このイベントには、サーフィンをプールでやることに関することから始まり、賛否両論の意見があったが、実際に一般公開されてSNSには多くの意見が書き込まれていた。勿論これから試行錯誤して良いものになっていくことだろう。間違い無く言えることは、これがサーフィンというスポーツを変える可能性を多く秘めているということだ。
結果:
1-ワールド・チーム
2-ブラジル・チーム
3-USAチーム
4-オーストラリア・チーム
For more information, please visit WSLFoundersCup.com.