カリフォルニア・アメリカ、2018年4月26日:ISAインターナショナル・サーフィン・アソシエーション(国際サーフィン連盟)は、ISA世界選手権、そして東京オリンピックで、日本の代表となる可能性のあるカノア五十嵐の要請を正式に承認した。
これまでカノア五十嵐は、ISA世界選手権とWSLワールド・チャンピオンシップ・ツアーでアメリカ選手として出場していたが、彼はアメリカと日本の二重国籍を所有しているため、国を変更する資格を持っていた。
オリンピック憲章のなかには「同時に2つ以上の国籍をもつ競技者は、自己の判断により、どちらの国を代表してもよい」というものがある。また、ISAのルールブックには、選手はISA世界選手権で前回の国の代表選手となったときから、新しい国を代表することができるまで、18ヶ月の期間が必要とある。
カノアは、2014年のVISSLA ISAジュニア・ワールド・サーフィン・チャンピオンシップでアメリカ代表になったのが最後。ネーション変更の18ヵ月の条件を満たしていることとなる。
ご存知の通り、すでにカノア五十嵐は、ワールド・サーフ・リーグでは日本選手として出場しており、今回のISAの正式承認が下りて、東京2020オリンピックへ向けた代表選考を経て、チーム・ジャパンに加わることができるようになったということになる。