カノア五十嵐がベスト16進出。ポルトガルで開催中のQS3000「Pro Santa Cruz pres. by Oakley 」4日目

カノア五十嵐  WSL / Damien Poullenot

 現地時間2018年4月27日金曜日、ポルトガルのサンタ・クルスにおいて開催中のWSL-QS3000「Pro Santa Cruz pres. by Oakley 」は大会4日目。波は一気にサイズダウンし2-3フィートのコンディションでラウンド5の8ヒートが終了。ベスト16が決定した。

 

 

本日の厳しいトリッキー・ラインナップでの勝ちパターンは、6点台にアベレージのバックアップを掴むこと。優勝候補の一人である地元のCTサーファーであるフレデリコ・モライス(PRT)は、バックハンドで見事ラウンド5をすり抜けた。

 

フレデリコ・モライス WSL / Damien Poullenot
フレデリコ・モライス WSL / Damien Poullenot

 

「まだ良い波はありますね。でも確かに昨日の方が、より多くのチャンスがありました。僕は昨日と同じ板を使っていますが、このままのコンディションが続くならば、フラット・セクションで上手くサーフできるボードを使うかもしれません。」

 

Pro Santa Cruz 2018 Highlights: Critical Round Five Completed in Portugal

 

H5に登場したカノア五十嵐は、ペドロウ・エンリケ、マーク・ラコマー、サミュエル・プポと対戦。ファーストウェイブからグッドウェイブを掴み、バックハンドのコンビネーション・マニューバーで5.90をスコア。

 

カノア五十嵐 WSL / Damien Poullenot
カノア五十嵐 WSL / Damien Poullenot

 

さらにカノアはフォアハンドで6.30をスコアしてヒートスコア12.20でヒートをコントロール。ラストウェイブでは、2つのビッグターンで7.27をスコア。圧倒的な強さでラウンド6へ勝ち上がった。

 

カノア五十嵐
カノア五十嵐

 

「より小さいイベントだとプレッシャーを感じないわけじゃないです。まだ勝ちたいですからね。」と、カノアが言った。「少しのプレッシャーもないのなら、それは楽しくないだろうし、僕は多分ここにいないと思います。テレサ(ボンヴァロ)とは、どこで波を待つべきかとかを話しますね。彼女は非常にスマートなコンペティターなので。ヒート戦略などについて話す感じです。」

 

カノア五十嵐は、ラウンド6でイーサン・オズボーンとビクター・ベルナルド、リューイル・フェリペと対戦。

 

西慶司郎 WSL / Damien Poullenot
西慶司郎 WSL / Damien Poullenot

 

ラウンド5のH3で西慶司郎は、チャーリー・キュビョーン、ジェイク・マーシャル、マニュエル・セルマンと対戦。ここまで好調なサーフィンを見せて勝ち上がってきた西はスタートからフォアハンドでチャージしアドバンテージを取る。

 

僅差ながら残り5分まで2位を維持した西。しかし優先権を使って4.13をスコアするも、終了間際にキュビョーン、マーシャル、セルマンの激しいバトルとなり、逆転された西は惜しくも4位で敗退となった。

 

 

現在の日本とポルトガルとの時差は8時間。ファーストコールは日本時間17:00。

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2694/pro-santa-cruz-2018-pres-by-oakley