脇田泰地、大橋海人、田中大貴がR3進出。西元ジュリはR2進出。マルティニーク・サーフ・プロ大会2日

ラウンド2も好調なバックハンドで勝ち上がる脇田泰地 (JPN) WSL / Damien Poullenot

 

現地時間2018年3月18日:カリブ海に浮かぶフランス領西インド諸島の「マルティニーク」で開催中のWSL-QS3000イベント「マルティニーク・サーフ・プロ」は大会2日目。本日はサイズダウンで波数も少ないトリッキーなコンディションで、女子の残りのラウンド1からスタート。男子のラウンド2が行われた。

 

男子のラウンド2では、サンチァゴ・ムニーツ(ARG)が、超高速サーフィンで2本のエクセレントで15.94のヒートスコアをマーク。またハワイのイマイカラニ・デヴォルト(HAW)は、ファースト・セクションでのビッグターンから、インサイドのトップターンへとつなぎ9.00ポイントという最高点をマーク。

 

また昨日のトップ・スコアラーであるルーカス・ヴィセンテ、トリスタン・ギルボー、ルーク・ハインドらはウイニング・フォームを続けて、ラウンド3へ勝ち上がった。

 

MSP2018 – DAY 2 HIGHLIGHT

 

本日、男子ラウンド2に登場した日本選手たち。H1の脇田泰地は、好調なシャープなバックハンドで6.60と6.4というグッドスコアを集め、ヒートスコア13.00をマークし、サンチャゴ・ムニーツに次いで2位でラウンドアップ。

 

H3では大橋海人と太田拓杜が同じヒートで対戦。太田はヒート前半に3.00と5.00をスコアしてヒートをリード。しかしヒート終盤にジュニーニョ・ウルシアが逆転でトップへ。3位となった大橋はヒート残り10分を切り、優先権を持って反撃を開始。バックハンドで4.40と4.27を続けてスコアして2位に滑り込み、ラウンドアップを決めた。

 

Daiki Tanaka (JPN) WSL / Damien Poullenot
Daiki Tanaka (JPN) WSL / Damien Poullenot

 

H5の稲葉玲王と田中大貴のヒートは、田中がオープニング・ライドでクローズアウト・リエントリーを決めて5.67をスコアしてヒートを開始。そのあとはラウンド2と同じ作戦で辛抱強く波を待つ田中。ルイス・ディアスは6.17を4.33でバックアップしヒートをリードする。

 

稲葉と田中とティモシー・ビッソが僅差の激しい2位争いの様相。残り10分を切って田中は優先権を持ってセットを掴み、2発のカーヴィングとリエントリーをコネクトして6.10をスコア。ついにトップへ躍り出る。4位を強いられた稲葉は最後にバックアップを3.87に塗り替えるも4位で敗退となった。

 

またオートネでチャンスを得た森友二は残り時間5分まで3位をキープするも逆転する波は来ず、惜しくも敗退となった。

 

ラウンド1を勝ち上がった西元ジュリ。WSL / Damien Poullenot
ラウンド1を勝ち上がった西元ジュリ。WSL / Damien Poullenot

 

 

波はどんどんサイズダウンする予報が出ている会場だが、 いよいよ明日(日本時間の今夜)はトップシードが登場するラウンド3へ突入。本日ラウンドアップした脇田泰地はH2、大橋海人がH4、田中大貴がH5。ラウンド3から登場の大原洋人はH12、新井洋人はH13、小林桂はH4にクレジット。

 

女子ラウンド2では、H1に西元エミリーと野呂玲花、H7に西本ジュリ、H8に前田マヒナ。

 

日本とマルティニークとの時差は、13時間。世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!ネクストコールは現地時間の 2018年3月19日7時30分 、日本時間の 2018年3月19日20時30分。

 

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2653/martinique-surf-pro

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/wqs/2652/martinique-surf-pro