マンリー・ビーチ、NSW/AUS(2018年2月27日火曜日)WSL男女QS6000「VISSLAシドニー・サーフ・プロ」は大会2日目。本日は天候も回復し3−4フィートのクリーンなコンディションで、女子のラウンド1からスタート。そのままラウンド2が行われ、その後に男子のラウンド2が6ヒート行われた。
DAY 2 HIGHLIGHTS VISSLA SYDNEY SURF PRO
女子のラウンド1には、H3に都筑有夢路と松田詩野、H4に田代凪沙と西元エミリーが登場。先日のプロジュニアでファイナルまで残り4位となった松田詩野は、好調を続けて6.50、さらに6.10をスコア。ヒート終了間際にもバックハンドのビッグマニューバーで7.10をスコア。ヒートトータル13.60をマークして2位でラウンドアップした。
フォアハンドでレフトブレイクを攻めた西元エミリーは、6.73と5,67をスコアしてヒートをリード。ヒート終盤にはフォアハンドのビッグリエントリーをメイク。7.17をスコアしてトータル13.90で1位でラウンドアップ。
女子のラウンド1終了後、そのまま女子のラウンド2に突入。ラウンド2から出場の橋本恋は、スタートからバックハンドで7.83をスコアしてヒートを終始リード。ヒート終盤にロビンソンにトップを奪われるも、ラストウェイブで4.50をスコアして2位でラウンドアップを決めた。
H6では大村奈央とR1から勝ち上がった松田詩野が登場。ヒート後半に入りエンジンがかかった大村はフォアハンドでクリティカルなターンをメイクして5.03をスコア。さらにビッグターンとカーヴィングのコンビネーション・サーフィンを見せて6.70をスコア。トップへ躍り出る。更に終盤には駄目押しの6.87でヒートスコア13.57を叩き出しトップで勝ち上がった。
H8の川合美乃里はヒート前半に5.17と4.50のスコアを揃え、ハワイのベイリー・ナジ に次いで2位をキープ。しかしヒート終盤に優先権を持ったままメラニー・ジュンタに逆転されて3位を強いられる川合。残り10分を切ってライトブレイクを掴み、2つのカーヴィングで5.10をスコア。バックアップを塗り替えるも逆転ならず。最後は2位の選手にマークされて、まさかの初戦敗退。黒川日菜子、西元エミリー、松田詩野もラウンド2で敗退となった。
H10の前田マヒナは、じっくりと波を選び、ファーストウェイブでバックハンドのビッグリエントリーをメイクし、7.83という高得点をマークしてヒートを開始。バックアップも3.10をスコアしてヒートをリード。勢いの止まらない前田は再び圧倒的なバックハンドを披露し6.67をスコア。安定感のある圧巻のパフォーマンスでヒートスコア14.50でトップ通過を果たした。
男子のラウンド2から登場の大原洋人はラウンド1を1位で勝ち上がった大橋海人と、エヴァン・ガイゼルマン、コディ・ヤングと対戦。スコアリング・ポテンシャルのある波を待った大原洋人は、ヒート終盤まで全くスコアを出せず4位と追い込まれていた。
しかしヒート終盤に待ちに待ったライブレイクを見つけると、深いボトムターンから急速にトップへ駆け上がり、テールを激しく蹴り出して大きなスプレーをあげた大原。そのライドはエクセレントの8.40をマーク。すかさずバックアップに5.60をスコアした大原は大逆転の1位でラウンドアップを決めた。大橋海人も6.03をスコアするも3位で敗退。H6に登場した安室丈は4位で敗退となった。
明日男子のラウンド2が再開すれば、H7に村上舜、H13にカノア五十嵐、H17に新井洋人、H18に西優司。世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2623/vissla-sydney-surf-pro