現地時間2018年2月1日木曜日 ハワイ・オアフ島ノースショアのバンザイ・パイプラインで開催中の「 2018 VOLCOM PIPE PRO」大会2日目は、4-8フィートのWNWスウェル、ライト・オフショアのクリーンなコンディションでラウンド3のヒート4まで行われた。
2017年のワールド・ジュニア・チャンピオンで、先日のサンセット・プロ・ジュニアでも優勝して勢いに乗る17歳のフィン・マギル(HAW)は、ボルコム・パイプ・プロの大会2日目で、パーフェクトな10ポイント・ライドをメイクした。
今回の最年少アスリートの1人として、マギルは彼の年齢にしては多くの経験があり、世界的に有名なパイプで成功した実績を持っている。 今日のパイプは、最高12フィートに達するウェイブハイツで、トレードマーク・サーフである10フィート・レンジのバレルを届けた。
Here’s how you get a Perfect 10 🙌 #FinnMcgill | Head to https://t.co/ie0ZfNdmHw to watch the #VolcomPipePro LIVE! #ItsON @volcom pic.twitter.com/n5tWDiIptR
— World Surf League (@wsl) 2018年2月1日
マギルはラウンド2のヒート11でアンソニー・ウォルシュ(HAW)、チャーリー・キュビョーン(FRA)、ガブリエル・モーヴィル(USA)と対戦。そして終了間際にエクセレントなライドを見つけ出し大逆転でラウンドアップを決めた。
「いまはWJCで優勝したフィンのような若い子がたくさん育ってきている。ハワイのオールド・ジェネレーションも、ほとんど20年ぐらいサーフィンを続けている。」と、マギルに次いで勝ち上がったウォルシュはコメントした。
「ハワイには多くの才能を持ったサーファーがいます。世界中の誰でも4人であの海を独占したいですよね。普段なら波に乗れませんから。」
「一旦、勢いに乗ると長い間、調子に乗ってしまうんです。」と、最近の好成績をについてマギルが言った。「たとえ1つ失敗をしたとしても、あまり重要ではないです 。世界のトップにいて何でも出来ちゃう気分ですから。いま勢いに乗っている感じで、どんなヒートでもナーバスにならないんです。」
「自分のできる限り多くのバレルと最大のバレルを手に入れることを楽しみにしています。」と、マギルは続けた。「それがいま自分のやりたいことなんです。負けても気にしません。4人だけでパイプでサーフしたいんです。」
また、30分のボルコム・ラスト・チャンス予選(VLCQ)ヒートが行われ、8人のアスリートをフィーチャーして、2010年のボルコム・パイプ・プロ勝者であるパイプラインのスペシャリストのジェイミ・オブライエン(HAW)が勝ちラウンド3へから出場することとなった。
「8人ヒートは簡単な仕事でないよ。彼らは全員、素晴らしいサーファーだからね。」と、オブライエンは言った。そのVLCQに出場したのは、ギャビン・ベシェン(HAW)、デイブ・ワッセル(HAW)、カラニ・チャップマン(HAW)、ヨナ・モーガン(HAW)、脇田貴之(HAW)、デリク・ホー(HAW)、マウロ・ディアス(PRT)。
「ヒートはほとんど追いつ追われつの戦いで、僕はリズムをすこし手に入れ、波が入り始めて、僕は4つのファンウェイブを手に入れたんだ。ほとんどドリーム・ヒートだったね。8人だけでラインナップしてラッキーだったよ。」
ハワイアン・ワールド・チャンピオンで伝説のパイプ・サーファーであるデリク・ホーはVLCQヒートで最もビッグなセットをキャッチ。12フィートのレイト・ドロップからエキスパート・ウェイブ-リーディングを見せた。
ラウンド2のH13に登場した西慶司郎はパイプのバレルをメイクしてヒート中盤に4.7をスコア。さらに終盤には5.23をスコアして1位でラウンドアップ。
ISAジュニアで金メダルを獲得し、WJCでも2位と好成績を残している安室丈は惜しくもここで敗退。経験値が物を言うノースショアであることを痛感させられた。また、ラウンド3には喜納海人が登場するも惜しくも3位で敗退となった。
明日ラウンド3が再開すればH10に大橋海人、H11に稲葉玲王、H12に村上舜。H13に西慶司郎がクレジット。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2609/volcom-pipe-pro
RESULTS Athletes listed in first through fourth, all surfers from Hawaii unless otherwise noted.
Round 3 (Round of 96) – 1st and 2nd advance, 3rd = 65th place, 4th = 81st place
H1: Joshua Burke (BRB), John Mel (USA), Kaito Kino, Matthew McGillivray (ZAF)
H2: Billy Kemper, Kyle Ramey, Liam O’Brien (AUS), Love Hodel
H3: Cody Young, Noa Mizuno, Makuakai Rothman, Skip McCullough (USA)
H4: Dwight Pastrana (USA), Manuel Selman (CHL), Ryland Rubens (USA), Facundo Arreyes (ARG)
Volcom Last Chance Qualifiers – 1st place advances into Round 3
1st: Jamie O’Brien (HAW)
Round 2 (Round of 128) – 1st and 2nd advance, 3rd = 97th, 4th = 113th
H3: Makuakai Rothman, Ryland Rubens, Miguel Blanco (PRT), Sean Woods (USA)
H4: Facundo Arreyes (ARG), Noa Mizuno, Jhonny Corzo (MEX), Christopher Kervin (USA)
H5: Evan Valiere, Alonso Correa (PER), Jason Shibata, Colt Ward (USA)
H6: Olamana Eleogram, Hank Gaskell, Kai Lenny, Kaimana Jaquias
H7: Ulualoha Napeahi, Jacome Correia (PRT), Martin Jeri (PER), Tristan Guilbaud (FRA)
H8: Yage Araujo (BRA), Luke Gordon (USA), Kainehe Hunt, Logan Bediamol
H9: Sunny Garcia, Harley Ross (AUS), Luke Shepardson, Kekoa Cazimero
H10: Joaquin Del Castillo (PER), Ian Walsh, Andrew Jacobson (USA), Joh Azuchi (JPN)
H11: Finn McGill, Anthony Walsh, Charly Quivront (FRA), Gabriel Morvil (USA)
H12: Koa Rothman, Brent Dorrington (AUS), Ezra Sitt, Kade Matson (USA)
H13: Keijiro Nishi (JPN), Lahiki Minamishen, Jake Kelley (USA), Bruce Irons
H14: Eithan Osborne (USA), Riley Laing (AUS), Eliott Napias (PYF), Eli Olson
H15: Kalani David, Noah Beschen, Keoni Yan, Cory Arrambide (USA)
H16: O’Neill Massin (PYF), Danny Fuller, Adrian Garcia, Shaun Burns (USA)