インターナショナル・サーフィン・アソシエーション(ISA)とワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、2020年東京オリンピックでのサーフィン競技において、出場選手選定などを大筋で合意したことを発表。
世界最高峰であるWSLチャンピオンシップ・ツアー(CT)のプロ選手と、世界の一般サーファーにオリンピック出場のチャンスがあることが2つの連盟の中で決まった。
原則として、合意内容は40名の出場枠のうちの最高18名がWSLチャンピオンシップ・ツアー(CT)サーファー(男子10名、女子8名)。残りの22名のポジションは、2019年と2020年のISAワールド・サーフィン・ゲーム(2018年のISA−WSGは田原開催)、2019年にリマで開催予定のパンアメリカン競技大会で決定される。また開催国の日本選手枠は2名(男子1名、女子1名)と決まったようだ。
正式には2018年2月に行われるインターナショナル・オリンピック委員会(IOC)の理事会での承認が下りてからの決定となるようだ。
「我々はオリンピックとISAワールド・サーフィン・ゲームにトップ・スターが参加するということでWSLと歴史的な合意出来たことを本当に喜んでいます。」と、フェルナンドISA会長が言った。
「2020年までISAワールド・サーフィン・ゲームへWSLのフル・サポートと参加を本当に嬉しく思います。ナショナル・チームへのトップ・プロの参加は、サーフィンのレベルを向上させるでしょう。そしてオリンピックにつながる更なるエキサイティングなドラマをクリエイトするでしょう。」
「オリンピックは、どんなスポーツに対してでも素晴らしいプラットホームを提供します。そして、サーフィンは2020年にこの巨大なチャンスから利益を得ることになるでしょう」と、WSL CEOのソフィ・ゴルトシュミットは言った。
「サーフィンがこのチャンスにおいて、出来る限りベストなサーフィンを披露することが最も重要です。それにはチャンピオンシップ・ツアーの世界最高峰のサーファーが参加することが必要なのです。我々WSLとISAは目標にさらに近づくため、パートナーシップを強化することを楽しみにしています。」
開催国枠として日本は2名(男子1名、女子1名)
まだ不確定な部分は多いが、開催国である日本に男女1名づつの出場枠が割り当てられた。また、来年2018年9月に愛知県田原市にて開催される「ISA世界サーフィン選手権」がオリンピックの前哨戦となる。
ちなみに毎年このISAの世界選手権の日本代表(男子4名、女子2名)は、日本サーフィン連盟が決定していた。選考基準は日本サーフィン連盟の前年ポイントランキング上位者から選出された強化指定選手の中から。そしてプロ選手、その他選手の選考は原則、過去の成績及び全体的な判断により日本サーフィン連盟が行うとなっている。NSAランキング基準参照
来年に向けてこの基準はオリンピック出場に直結する選考となるため、更なる明確なものが必要となってくるだろう。想像ではあるがISA世界選手権で日本人選手が好成績を残せば、開催国枠以外にも出場できる可能性があるということ。だが、恐らく3試合の合計でという話になるのだろうから、それはそれで茨の道。だが、道が閉ざされたわけではないので前向きに前進あるのみ。がんばろう!日本!
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