加熱するウェイブ・プール・バトル。先日、STABは東京オリンピックがウェイブプールで行われる可能性が高いと報じた。それもケリー・スレーターの「サーフ・ランチ」という名指しでだ。「サーフ・ランチ」を買収したWSLが東京で建設候補地を探しており、しかもISAの会長フェルナンドも、その可能性を否定しなかったと語った。
ここまで東京オリンピックのサーフィン会場として決定している千葉県一宮町の「釣ヶ崎海岸(志田下ポイント)」。この決定が覆ることが果たして起こるのか。世界中でヒートアップするウェイブ・プール・バトル。その火の粉が日本にまで飛び火するのか。
また、サーフィン大国オーストラリアもそのバトルの渦中にいる。それがオーストラリアのブリズベンで計画が持ち上がっている、異なるサイズと長さの最高8つのブレイクをつくることができる「サーフ・レイク」。
このプロジェクトには、今年5月に前ワールド・チャンピオンであるオッキーことマーク・オクルーポが財政的後援者&アドバイザーとして加わり、本気度をアピール。
「他のウェイブ・プールは凄く良いけど、これはネクスト・レベルのウェイブ・プールですね」とオッキー。「ケリーの波はパーフェクトだけど長いだけ。これはもっと大きくて、バラエティなんだ。」と、チョプーに似た8フィートの波を引合いに出してコメントした。
そして、今回は’88ワールド・チャンピオンのバートン・リンチもブランド・アンバサダーとしてチームに加わった。バートンは現在、ワールド・サーフ・リーグのレギュラー・コメンテイターとしても活躍。マーク・オクルーポはブランドの顔として、バートンはコミュニケーション・スキルが発揮されることだろう。
フルサイズのデモンストレーション・プールはノースクイーンズランドで工事中で、年内には公開されそうだが、ロケーションはシークレットのようだ。