浜瀬海がJPSAロング初優勝でランキング・トップ。吉川広夏も大逆転優勝。Tickety ALL JAPAN PRO鵠沼

優勝した浜瀬海と吉川広夏

写真、リポート:山本貞彦

 

神奈川県藤沢市鵠沼海岸で開催された、JPSAジャパンプロサーフィンツアー2017ロングボード第4戦「Tickety ALL JAPAN PRO 鵠沼」は大会最終日。今日の会場の波はサイズダウンのヒザ。朝は潮も上げてインサイドブレイク。

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ただ形は良いので、それをどう乗りこなすか。クリエイティブな波乗りが求められる。そして、波選びとプライオリティーをどう使うか。勝負はそこに。

クローズセクションでのリエントリーは浜瀬ならではの技だった。
クローズセクションでのリエントリーは浜瀬ならではの技だった。

 

また、地元の協力のもと開催された今大会。住民への配慮で、試合は朝8時から午後4時まで。そのためにファイナルまで4マンヒートで行うこととした。

 

女子のファイナルは、吉川広夏、田岡なつみ、小山みなみ、小熊明美の4名によるファイナル。

 

ファイナルでも白熱のバトルを演じた吉川広夏と田岡なつみ。
ファイナルでも白熱のバトルを演じた吉川広夏と田岡なつみ。

 

開始と同時に先制攻撃を仕掛けた田岡なつみがアベレージスコアを2本揃えてリード。吉川広夏はヒート中盤に安定感のあるノーズライドで4.65をスコアして2位に浮上。さらに4.10をスコアする吉川だが逆転は出来ず、田岡のリードが続く。

 

大逆転勝利を決めた吉川広夏
大逆転勝利を決めた吉川広夏

 

3位の小山みなみも5.00をスコアして追い上げるが今回も一歩及ばず。そして吉川は、ヒート終了間際のラストウェイブで、バックハンドのハング5から一瞬、ハングテンを入れた。これがどう評価されるか。結果は試合終了後にコールされ、吉川が6.75をスコアして大逆転。今季2度目の勝利を手にした。

 

浜瀬海
今大会は全て1位でラウンドアップし、勝利を手に入れた浜瀬海

 

男子のファイナルは、カレントリーダーの森大騎がクオーターファイナルで敗れる番狂わせが発生するなか、今回のイベントを通して1位でラウンドアップを続けた浜瀬海をはじめ、塚本将也、畑雄二 、櫻岡甲太 という強豪4名が顔を揃えた。

 

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ファーストライドから今回の戦いぶりを象徴するようなノーズライドとリエントリーのコンビネーションを見せた浜瀬が5.65をスコア。それを4.65でバックアップしファイナルをリード。

 

現役大学生の塚本将也もノーズ幅の広いEPS素材のサーフボードで5.25、4.05をスコア。2位につける。しかし終了間際に浜瀬がファイナルのベストスコアとなる6.30を叩き出し、塚本の追い上げを振り切り、悲願のJPSA初優勝で歴史的な「ALL JAPAN」のタイトルを手に入れた。

 

JPSAロングボードツアー第4戦「Tickety ALL JAPAN PRO鵠沼」

mens-9100411男子
優勝:浜瀬海
2位:塚本将也
3位:畑雄二
4位:櫻岡甲太

womens-9100323女子
優勝;吉川広夏
2位:田岡なつみ
3位:小山みなみ
4位:小熊明美

 

kai hamase-9100484浜瀬海
決勝では右に左にポジショニングを移動。絶対勝つんだという気迫がこちらにも伝わる。JPSAで嬉しい初優勝!おめでとう!

kai hamase-1033898ショートだけでなく、今シーズンはロングにも力を入れて活動。演技はマニューバーだけでなく、練習の成果でノーズも極めて安定な演技。止まらないサーフィンでカレントランキングのトップに躍り出る。

kai hamase-1022678次戦はショートの種子島。そして、翌週にはロング最終戦の茅ヶ崎が控える。ロングはもちろんグラチャン狙い。ショートもこの勢いでニュー浜瀬が爆発するか。今後の活躍を見逃せない。

masaya tsukamoto-1033180塚本将也
試合をする度に強くなっているまだまだ伸び代がある印象。最後まで諦めない姿勢は強くなる予感。

hiroka shohei hiroshi team trump-9100147吉川広夏
重いシングルフィンボードで挑んだ決勝。鵠沼の大会は初参戦。小波、オンショアでの練習をやってきたから、優勝できてとても嬉しいとコメント。やったね!おめでとう!

hiroka yoshikawa-9100310この後、最終戦の茅ヶ崎はスキップ。今季のJPSAツアーは今大会で終了とのこと。なので、良い結果で終われて良かったとも。

hiroka yshikawa-1044188また、この後は田岡なつみ選手と一緒に海外遠征に出かける。カリフォルニアのマリブで開催される、世界で16人しかでれない大会にインビテーションされた二人。女子ロングボードを引っ張っていける存在になりたいと力強いコメントで締めくくった。ガンバです!

natsumi taoka-1033726田岡なつみ
最後の最後で吉川に逆転されるも、決勝をコントロールしていたのは田岡。先攻でポイントを重ね、優先権を使い終始リード。結果は準優勝でも、田岡の勝負強さを証明した試合運びには拍手!

minami koyama-1044355小山みなみ
これでJPSA参戦して、全て決勝進出。まだ優勝はないものの、試合の駆け引きを覚えれば栄冠はすぐそこ。

satoshi horii-1022920堀井哲
スピードある演技は別格ものだったが、セミでは競い合う中、今一つ点は伸びず。地元の応援を一身に受けての試合。やはり、気づかぬプレッシャーかそうさせたか。
kota sakuraoka-1033829パワーハウスの櫻岡甲太、オンショア小波の難しい波でもファイナル進出を果たし4位に。
yuji hata-1044578前日のウォームアップセッションではかなり好調そうだった畑雄二。ファイナルはスコアリング・ウェイブを見つけられなかった。

akira ishizuka-1033005石塚晃 勝ち上がって、ご子息のいっちゃんと。
taiki mori-1033156カレントリーダーの森大騎がクオーターファイナルで敗れる番狂わせが発生
yuuki nakayama-1022660今回は見事なノーズライドでセミファイナルまで勝ち上がった中山祐樹

 

 

 

 

サーフメディアは現地から最新情報をお伝えする予定です。お楽しみに!
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ライブ中継はこちら。http://www.namiaru.tv/ust/jpsa/

JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/