ポルトガルのアゾレス諸島最大の島、サンミゲル島で、メンズQS6,000イベント「アゾレス・エアライン・プロ pres. by SEAT」が、サンミゲル島ノースショアのサンタバーバラ・ビーチで開幕。ウインド・スウェルのトリッキーなコンディションで、ラウンド1の24ヒートが終了した。
今回のイベントには、スペインからそのまま日本男子選手が出場。ラウンド1には、 仲村拓久未、小林桂、村上舜、田中大貴、西慶司郎、西優司、稲葉玲王、大橋海人がクレジット。
H1の仲村拓久未が日本のトップバッターで登場。仲村はファットなコンディションのなかで、レフトブレイクにセクションを見つけて、キレのあるバックハンド・サーフィンを披露。
仲村拓久未は、2本の7ポイントをスコアして、ヒートトータル14.93を叩き出し、1位でラウンドアップ。「前回が良い結果を残せなかったので、今回は良い結果を残したいです」とタクミ。H2の小林桂もバックハンドでチャージしたが、スコアリング・ウェイブを見つけられず、3位で敗退。
H6の村上舜は、高速フォアハンドのビッグリエントリーとカーヴィング・ターンで7.00をスコア。5.67でバックアップし、トータル12.67で1位でラウンドアップ。
H7の田中大貴はヒート終盤まで2位のポジションをキープするも、4位だったマシュー・マギリヴレイがトップに躍り出て、3位に押し出され、惜しくもここで敗退となった。
H11では、西慶司郎と西優司が同じヒートにクレジット。キリアン・ガーランドがエクセレントを出しトップを独走するなかで、西兄弟が激しい2位争いを演じ、弟の優司がヒート後半にバックハンドのソリッドなターンで6.83をスコア。トータル11.56で2位でラウンドアップ。
H1の稲葉玲王は、レフトブレイクにフォアハンドで、チャージを繰り返すも、スコアリング・ポテンシャルのある波を見つけられず4位敗退。
H24の大橋海人は、ヒート前半2位をキープ。さらにフォアハンドのカーヴィング・ターンからのコンビネーションで5.83をスコアして僅差ながらトップに躍り出る。しかしヒート終盤にヒートが動き、ブラジルのジェロニモ・ヴァーガスが7.67をスコアして逆転。2位となった大橋も5.03をスコアして巻き返しを図るも逆転ならず。さらに終了間際に3位のキャンベルが逆転。大橋は悔しい敗退を喫する事となった。
明日、トップシードが登場するラウンド2が再開されれば、今日ラウンド1を勝ち上がった仲村拓久未がH1、村上舜がH6、西優司がH12に登場。ラウンド2から出場の新井洋人がH21 にクレジットされている。
今回のイベントは、6日からウエイティング期間がスタートするWSLチャンピオンシップ・ツアー第8戦「Hurley Pro at Trestles」と開催期間が重なっているため、CT選手は不参加で前回のスペインと比べるとトップシードは多少メンバーが異なる。大原洋人もワイルドカードをゲットして「Hurley Pro at Trestles」出場のためカリフォルニアへ。
世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!現在の日本とアゾレス諸島との時差は、9時間です。ネクストコールは、日本時間の 2017年9月6日17時
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1933/azores-airlines-pro